2013年8月24日土曜日

水納島 日帰りなんてもったいない

 沖縄本島中部の本部半島から船で約15分。水納島に到着します。
 最初にビックリするのはなんといっても海の美しさ。



 一言でコーラルブルーというけれど、その中にも様々な色合いがあります。
 ここの海の色も絶妙で、また、時間(つまり太陽の方向)と共に変わっていきます。
 海の底は砂地なのですが、宮古島の海のように砂が細かくない。それが微妙な色合いを醸し出すんだそうです。
 砂といっても要は珊瑚のかけら。それが波で砕かれ細かい砂になるのか、大きめの荒っぽい砂になるかで海の色まで違ってくるのですから、自然ってやっぱり凄い。


 水納島は、外周約4.5㎞、人口約40人の小さな島です。
 三日月が下を向いたような形をしており、クロワッサンアイランドなんて呼ばれることもあります。
 郵便局無し、交番無し、売店もあるんだか無いんだか。
 小・中学校があります。生徒は何人居るんだろう?
 

 本島から近く、なおかつこの海ですから、夏は大勢の日帰り海水浴客が押し寄せます。
 夏期間は、定期船が大幅増便されるほか、本島西海岸のリゾートホテルからショップの船が多数やって来ます。
 この時期、昼間の人口は夜間人口の20倍とか30倍とか・・・
 地元の人に言わせると、8月の最盛期には人の顔を見るのも嫌なんだそうで、7月の平日でしたが、何となく分かった気がします。

 宿は、民宿のみ3軒。しかも1軒は営業しているんだかしていないんだか。なので島に泊まれるのは、詰め込んでもせいぜい2~30人。


 午後4時台に、最終の本島行きの船が港を出航すると、海は嘘のように静かになります。
 ほんのちょっとしかいない島の子供達が、人の居なくなった極上ビーチで遊び始めます。


 朝夕はとてもノンビリ。





 昼間人が多いといっても、それは北側にあるメインの水納ビーチのみ。
 海岸線に沿って10分も歩いてみると、観光客はゼロ。
 島の東西ではこんな光景も。 



 どこの島でも泊まってみないと分からない、島独特の雰囲気があるのですが、特にこの島は泊まってみて良かった、としみじみと思いましたね。昼間の喧噪故、泊まらないと味わえないものがこの島には特に沢山あるようです。

 最終日、島発午前10時の船に乗って帰りました。
 「その時間だったら誰も乗ってないよ~」なんて言われましたが、自分が乗船した時間には本当に誰もいませんでした。
 出港間際に数人が、特に慌てる様子もなくやって来ました。


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