黒島の仲本海岸。
ここは、ビーチエントリーできるシュノーケリングポイントの一つとして有名ですが、海中の地形の関係で、干潮時には泳がなくても歩いて珊瑚や熱帯魚を見ることができます。
沖縄の海(に限らないと思いますが)の中には、干潮になると、岩場などが干上がって歩いて沖まで行くことができる場所があります。
こういう場所は、「渡地(わたんじ)」と呼ばれますが、仲本海岸は、極端に浅い場所とそれなりに深い場所が隣り合っているため、渡地から珊瑚や熱帯魚が簡単に見ることができます。
歩けると言っても、ゴツゴツした岩場なので慎重に。
ところでここは何処でしょう。
正解は、黒島の仲本海岸です。
満潮時の写真です。ごく普通の海にしか見えません。何処を歩けば渡れるの?
ところが、一転して干潮時にはリーフ内一帯が巨大な天然プールになります。波が立ちにくいので海面に雲が映っています。
手前の浅瀬ではルリスズメダイが、奥の方では人が泳いでいます。
もちろん、潜ってみればもっと綺麗です。
潜ると言っても、シュノーケリングで十分。 リーフ内の巨大プール内でノンビリ泳いでみてください。
天然の水族館は、干潮時だけに現れる特別な現象です。
思わず「自然って凄い」なんてベタなことを言いたくなりますが、ここ仲本海岸は、歩くにしろ泳ぐにしろ干潮の時間帯を選んで行ってください。
特に、石垣島から日帰りの人はよく調べてから行かれた方がいいと思います。
満潮時は、珊瑚が深くなってしまい、シュノーケリングにも不向きです。
干潮時刻の前後2~3時間くらいがいいところでしょうね。
仲本海岸のリーフエッジはとても綺麗らしいのですが、流れがあって危険です。事故も起こっていて地元では注意を呼びかけています。 泳ぐ方は安全に十分に配慮してください。
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