ついこの間、開通したばかりだと思っていましたが、もう10年も経ったんですか。
これは、開業時のチラシ。
戦前には沖縄にも鉄道がありましたが、戦争ですべて破壊され、その後アメリカ世(アメリカゆー)になったためモータリゼーションが発達してしまい、鉄軌道系の交通機関は長らく存在しませんでした。
余談ですが、ゆいレール開通により、「電車」が走っていない(ディーゼルカーしか走っていない)都道府県は徳島県だけになったそうです。
開業時は、鉄道に慣れていない県民のために、切符の買い方、並んで乗車するマナーなどを呼びかけるポスターも貼ってあったのだとか。
観光客としても、ゆいレールはとても便利で有難い存在です。
バスは時間が読めないし、タクシーだと空港から目と鼻の先にある市街地まで軽く千円コースでした。
2両編成。合わせて定員165人という小型車両です。
ホームにはまだ前後に余裕があります。将来3両編成の運転も可能なように設計されているのでしょうか。
何といっても、道路上空を走るモノレールは眺めが良い。
運転台のすぐ後ろに特等席があります。
子供連れの観光客が独占かと思いきや、意外と地元のおばちゃんが座っていたりします。
また、コンクリートの線路をゴム製のタイヤで走るため、勾配に強い。
その分、スピードはあまり出ませんけどね。
モノレールは、法律的には鉄道ではなく軌道。
日本で最南端、そして最西端を走る電車です。
未だに、磁気式のカードが使える。(ICカードは使えない。)
こちらは、10周年記念カード。
現在「首里駅」が終点ですが、既に延伸計画もあり、あと4駅ほど先に伸びます。
しかし、10両編成とかの大型車両の電車が乗客をガンガン輸送する大都市と違い、小型の2両編成で輸送する人数は限られます。おそらく今も赤字だと思います。
赤字ローカル線として廃止される憂き目に遭わないためには、皆で乗るしかありません。
もちろん、我々観光客も同じです。
那覇に行ったら、ゆいレール乗りましょう。
非常にお得な24時間券600円也もありますよ。
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