2016年7月1日金曜日

石垣空港連絡バス情報2016年版


 新石垣空港開港以来、毎年書いている、空港連絡バス情報。
 今年も大きな動きがありました。


 昨年から新規参入した、空港・港直行便を運行するカリー観光。


 昨年の記事でこう書いたのですが、

 「運行本数を増やして欲しい。1時間2本の定時運行になれば便利です。
 座席の一部を撤去して荷物置き場にして欲しい。そうすれば、実質の乗車人数も増えるし、安全走行にも繋がると思います。
 小銭の要らない千円で、往復券を発行して欲しい。囲い込みなるので、会社としてもメリットがあると思います。」


 やってくれましたカリー観光!

 運行本数増と千円券達成。
 荷物置き場はまだでしたけれど。


 航空機が飛ぶ時間帯に、30分間隔で運行。これでかなり便利になりました。往復千円券も、安くなっただけではなく、小銭の用意や両替が不要になるメリットがあります。


 対する老舗の東運輸は、これまで、離島ターミナルバス停には立ち寄らなかった4系統(市街地経由)も、離島ターミナルに停車するようになりました。
 したがって、離島ターミナルバス停を基準に考えると、15分間隔の運行となりました。
 もっとも、終点(始発)のバスターミナルと離島ターミナル間は徒歩2分程度ですが。



 東運輸は、空港~バスターミナル間の所要時間が、便によって37分~43分(離島ターミナルバス停までは、マイナス1分)。

 一方のカリー観光は、所要30分。しかも、ノンストップなので、道路状況によっては、これより早く着くこともあり得ます。

 途中でバス停に停車する場合は、そこの予定時刻より早く通過するわけには行かないので、道路が空いていても時間調整をしますし、途中のバス停で乗降に時間がかかったりすると遅れが生じます。
 その点、ノンストップだと早く着いて文句を言う人はいないでしょうから、道が空いていれば快調に飛ばします。渋滞のあまりない石垣島の道では、効果大。
 カリー観光には、これまで4回乗りましたが、実走28~29分で到着しています。

 バス停には、強気の「特急バス」の表示。
 


 ところが、業界の力関係なのか、カリー観光のバス停は、一番端っこ。
 離島ターミナルの、東運輸のバス停は、横断歩道を渡ってすぐの所にあるのに、カリー観光のバス停は、そこから、さらにバスバース(バスの停車スペース)3台分先。
 なんか迫害されているっぽい。

 でも、こんな仕打ちを受けてもけなげに?頑張っている姿を見ると、判官贔屓で応援したくなります。



 ところで、ライバル東運輸も、「往復千円の割引券発売」のお知らせを見た(はず)なのですが、記載日現在、同社のホームページに何も書いてありません。
 
 多分、間違いないと思うのですが、念のため、現地で確認ください。
 また、同社の1日フリーパス・5日フリーパスはお得です。
 「まちなかじゅんかんバス」というのも走っているので、レンタカーを借りずに市街地チョイ乗りを繰り返す場合などは、東運輸利用がリーズナブルです。

 
 新空港が開港し、3年が経ちました。
 当ブログでは、当初から、アクセスが不便になったとほざいていましたが、何だかんだと言っても、便利になりました。

 是非、これからも乗客目線で、改良・改善を積み重ねていっていただきたいと思います。
 宮古空港でのバス利用は、非常に不便です。
 バス移動は、石垣空港ならではのサービスです。

 何億円だか何十億円かるのだか知りませんが、バイパス道路ができれば便利になる、などと言っていないで、ちょっとした工夫で、使い勝手を良くしていただければ十分です。



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