10月11日 日中晴れ 夕方から一時曇り
良い方に外れてくれた天気予報。
この日の宮古島地方の天気予報は、曇り一時雨 降水確率70%だったのです。
それにしても、今年も景気よく外してくれました。沖縄の天気予報。
何しろ、出発する前はこんな予報でしたから。
10月12日 晴れ 後時々曇り 夕方から夜にかけて一時雨
10月13日 朝のうち晴れ 後曇り時々晴れ 夕方から一時雨
良い方に外れる分には、文句を言う人もいないでしょうが、それにしても、3日連続で外れじゃ、ちょっとまずいんじゃないすか?
もっとも、今年の夏に関しては、関東地方も、あるいはその他の地方も、天気予報が当たらなかったと感じた人も多かったのではないでしょうか。
冷夏だったこの夏ですが、そもそも長期予報では、平年並か平年より気温高めだったはず。
でも、内地と沖縄離島では、同じ外れといっても外れ方が違うような気がします。
内地では、朝から晴れる予報だったのにスッキリ晴れなかったとか、午後から雨が降る予報だったのに降り出したのは夜からだったとか、つまり、雲の動きが予想より早かったとか、前線が予想より南側を通過したとか、理由を聞けば素人でも何となく分かる、天気の”ずれ”が原因です。
しかし、沖縄の天気予報は、外れたら何が外れたのだかよく分かりません。
気象庁の予報は、午前5時、11時、午後5時に更新されますが、前日の予報だと晴れなのに、朝起きたら分厚い雲が。おかしいなと思って天気予報をみると、予報も曇り時々雨に変わっていたりして。
天気に合わせて予報変えただろ~ 笑
島の天気は海人(うみんちゅ=漁師)に聞け、とよく言われます。
本当のところどうなのか、一度、じっくり聞いてみたいと思っていたところ、海人の一人が、匿名を条件に当ブログの取材に応じました。
というのは、ワイドショーの見過ぎで、石垣島の元海人(現呑人)に話を聞くことができました。
漁師は、海が荒れるかどうか、農家は、いつ雨が降るかだけを気にしているので、天気予報をしているわけではない。
明日船が出るか、と聞かれれば大体予想は付くが、明日晴れるか、と聞かれても多分分からない。
注目するのは風と雲。この時期、西風が吹いてもは沖合は大丈夫だとか、午後に風向きが変わるときは危ないとか、そういったことを先輩漁師から教わった。
潮の変わり目(干潮時間帯から、徐々に満ち始めてくる、あるいはその逆)では、風が変わることがあり、それに伴って天気も変わることがあるから、そういうことにも注意を払っていた。
人にそれを教えるのは簡単ではない。この風とか、この雲とか、一緒に海に出て体で覚えるしかない。石垣島沿岸でも場所によって違う。西表島の方はまた全然違う。
天気予報が当たらないというのは、海の天気、島の天気は変わりやすいから、予報が間に合わないのではないか。雲が低い時は、特に天気が変わりやすい。
なるほど。確かに島の天気は変わりやすい。しかも、小さな島なのに、場所によって天気が違うということが、当たり前のように起こります。
天気予報が追いつかないという話は、別の人からも聞いたことがあります。
平坦な海を吹き抜けてきた風が、障害物である島にぶつかることで、比較的低いところで雲が発生する、つまり、遙か遠くの台風や高気圧のちょっとした変化が、島の天気に影響を与える、だから予報が難しい、そんな感じなのでしょうか。
今年、沖縄には接近しませんでしたが、ご長寿日本タイ記録だった、お騒がせ台風の5号。日本の気象庁を含む世界の観測機関の予報がすべて違うという、笑えるようで笑えないニュースがありました。
(ウェザーニュースより)
しかも、誰も当たらなかったみたいだから、凄い!
(出典:Wikipedia)
天気を常に正確に予測することは、現代の科学をもってしても難しいようです。まして、大海原にポツンとある小さな島の天気は、なおさらなんでしょうね。
以前当ブログで、「台風情報や天気予報に一喜一憂してもしようがない」という趣旨のことを書きました。そのとおりなんですよ。でも、自分は、毎年毎年、沖縄に行く度に一喜一憂しています。
これはもうお祭りのようなもので、合理的な行動ではありませんが、何だかんだと楽しんでいます。
でも、台風が接近していて旅行を中止するか否か、なんてシビアな判断をするときは、冷静にお願いします。
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