夕日の名所の夜と朝 竹富島西桟橋

　日没から約２時間後。

　既に辺りは真っ暗になり、星が出ていますが、三脚にカメラを乗せて長時間露光すると、肉眼では見えない景色が写ります。

　ここは、竹富島の西桟橋。西向きにあるので、夕日の名所として知られています。

　その西桟橋にて。日没直後です。余韻を楽しむ人が数人佇んでいました。

　さらに時間が経過します。もう星が見えています。正面の灯りは小浜島です。

　カメラを左方向に振って、コンドイ浜方面を狙います。

　振り返って集落側。天の川も現れました。ちょっと雲が残念ですねえ。

　東方向、桟橋の付け根方向です。月が出てきました。

　隆起珊瑚の竹富島は、農耕に適した土地がなく、昔は、遠く西表島まで遠征して稲作をしていました。

　そのため船の発着場が、この西桟橋でした。

　桟橋は、３方向が海で視界を遮るものがなく、島々に囲まれた周辺の海は穏やかです。

　夕日はもちろんですが、日中でも、夜でも、素晴らしい展望所です。

　そして、夜明け。早朝の西桟橋です。

　日が昇る直前です。西方向を眺めているので日の出は見えませんが、沈みゆく満月が正面に見えています。

　空と海が、絶妙なパステルカラーに染まります。

　誰もいないだろうと思ったのですが、既に先客が一人。この眺めを独占していました。

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