2022年11月24日木曜日

嵐の前の静けさ? 宮古島の埋立地トゥリバー Ⅱ

 


 埋立地トゥリバーの運河沿いの遊歩道。

 トゥリバーは埋立地ですが、宮古島と完全に陸続きに埋めたわけではなく、間に幅数メート理程度の海が残されています。

 そして、その運河に沿って遊歩道が整備されています。今回は、あまり知られていないこの遊歩道からの眺めをご紹介します。





 美南海橋(みなみばし)。いかにも狙ったようなキラキラネームですが、この橋がトゥリバーと宮古島を結ぶ唯一の橋です。

 遊歩道から見ないと橋だと気付かず、ほとんどの車はそのまま通り過ぎます。



 遊歩道から眺める運河といっても、これまでほとんど見向きもされず、人とすれ違うことも滅多にありません。

 


 海と直結してはいますが、ここまで陸に囲まれると波立つことはほとんどありません。無風であれば、まるで池のようです。





 人が通らない分、日陰ではにゃんこが堂々とお休み中。




 こんな奴も見かけました。

 大きさや色からするとミヤコヒキガエルかも知れません。だとしたら、レッドデータブックの絶滅危惧種、宮古島市自然環境保全条例保全種という、気持ちだけ希少種。




 この辺りが、トゥリバーの最南端。正面右手方向はもう伊良部大橋の付け根です。




 そこから、西側(海方向)を振り帰るとこんな絶景も。これだけ宮古島に来る人が増えても、まだあまり知られていないポイントです。




 巨大リゾートホテルが開業目前のトゥリバーの埋立地。今は、嵐の前の静けさなのでしょうか。


 自分自身、トゥリバーが意外に絶景だと気付いたのは、ホンの2~3年前。埋立地に整備された人工ビーチや公園なんて、大したことはないという先入観のせいでした。

 しかし、長い間に自然と一体化し、宮古島の見るべき場所、行くべき場所の一つとなっていたようです。

 長年放置されてきた広大な埋立地が、良きにつけ悪しきにつけ、来年の春に生まれ変わります。





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