2025年7月31日木曜日

雨ニモマケ・・・たけど 雨の那覇末吉公園と花

 


 那覇市の北の方にある、中心街からは少し離れた末吉公園。人も少なく、鬱蒼とした森の中で季節の花を愛でることのできる静かな場所です。

 のはずだったのですが、季節の雨を愛でる羽目になり四苦八苦。

 傘を挿したり、たたんだりを繰り返しながらも、花と森の公園をカメラをぶら下げて歩いてみました。




 広い公園なので、至る処に花が咲いているというわけにはいきませんが、それでも、各所に色々な花が咲いていました。

 沖縄でお馴染みの、ハイビスカスとかブーゲンビリアとかではない地味な花も多く、雨に映えます(負け惜しみですが)。



 雨に濡れた琉球朝顔もいい感じです(負け惜しみ2 )。



 沖縄県の蝶。オオゴマダラ。

 先島諸島ではよく見かけますが、ここいら辺りが生息の北限だそうです。さなぎが金色に見えることからも、人気があります。



 それに比べるとメチャメチャ地味な蝶。名前は分かりません。でも、花が多いのからなのか蝶も多いのです。



 公園内にある末吉宮跡。

 末吉宮は琉球八社の一つ。1972年にこの近くに再建され、この場所は、地元の人の拝所(うがん)になっています。



 花パインを派手にしたような花も。こちらも名前は分かりませんが。



 去年から、沖縄で花の写真を撮ることがとても多くなっています。理由は、ズバリ雨だから。
 それはやむを得ないとして、雨に濡れても大丈夫な望遠マクロレンズ付き一眼レフカメラがあったらいいのになぁと切に思います。

 それも一般庶民に手が出る値段で。
 



 典型的な日本らしさがないこのような場所は、外国人観光客が見向きもしないので、その分静かです。

 とは言え、ぶっちゃけ山坂ある広い公園に森があってまあまあ花が咲いている、というだけなので、人にお勧めできるかというと、なかなか微妙なところです。

 ただ、以前にご紹介した浦添大公園も含めて、国際通りや松山辺りの喧噪はちょっとうんざり、という人にはいいかも知れません。

 那覇も結構広く、こういった場所もまだあります。



 雨でしたが、ちょっとだけ晴れた瞬間。




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2025年7月26日土曜日

朗報! 来間島長間浜復活

 


 これぞ沖縄の海!

 文句なしに美しい来間島の長間浜です。

 これは朗報です。長間浜は、ちょっと前まではこんなに綺麗な砂浜ではなかったのです。



 2023年頃はこんな状況でした。潮の満ち干も多少関係ありますが、砂浜が抉られた残念な姿でした。



 これは今年の6月です。これなら文句なしに絶景ビーチです。



 砕ける波の色も美しい。



 長間浜は、来間島の北西部にある長い砂浜です。

 しかし、ここいら一帯の砂は安定せず、台風の後などには砂が大量に持って行かれて、無残な姿になることもありました。

 それでも、またいつの間にか元に戻っていたのですが、伊良部大橋竣工後は、潮の流れが変わり、今回のように美しい長間浜の姿を長らく見ることができませんでした。



 まだ、一部岩が露出している部分もあります。




 復活と書きましたが、本当の意味で砂浜が元に戻ったのか、潮の関係で一時的に砂が溜まったのかは分かりません。

 次回に行った時は、また残念なビーチに戻っている可能性も少なくありません。


 それにしても、自然の力は凄いなと思います。
 あの下地島の17ENDも、空港建設で潮の流れが変わって砂が溜まったてできたものです。誰かが設計して造った訳ではありません。





 当ブログでは、過去何度も長間浜の写真を載せてきました。

 それらを見ていただくと、その当時の長間浜の状況が分かります。ブログを長くやっているおかげで、経年変化をリアルに再現できました。

 
 長間浜が美しかった頃の記事はこちら(2016年)。

 やばかった頃の記事はこちら(2020年)とこちら(2022年)。



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2025年7月22日火曜日

石垣島のファーマーズマーケットゆらてぃく市場

 

 旬のマンゴーが所狭しと並んでいます。石垣島にあるファーマーズマーケット「ゆらてぃく市場」です。



 普段は、島の人達が日常的に利用する場所ですが、マンゴーとかパイナップルのシーズンには、自分も含め観光客が押し寄せます。 

 昔は、「観光客の中でも知る人ぞ知る」店だったのですが、今や、ほとんどの人が知っている場所と化しています。
 


 箱入りの贈答用、地方発送用の高級品もありますが、お楽しみは、完熟していて「すぐに食べてください」商品。

 激うまなのに激安だったりします。



 整然と並んでいるのは、石垣牛。これは観光客向けでしょう。クール便発送可です。



 一方、島野菜も豊富です。
 こちらは赤毛うり。島ことばで「モウイ」。キュウリの一種なんだそうです。



 カボチャコーナー。
 一般的なカボチャと島カボチャがあります。島カボチャは「なんこう」といって、元は宮古島の在来種だそうです。



 そして切り花コーナー。切り花まで売っている。しかも、内地ではあまり見かけない南国の花です。



 ストレリチア(極楽鳥花)。こんなものまで切り花として普通に売られています。



 これは、蘭の一種ですかね。




 ファーマーズマーケット とは、その地域の生産者が、自分の畑で作った農産物を直接販売するスタイルの売店です。

 「ゆらてぃく市場」は、農協が経営しており、生産者は作物に自分で値段を付けて持ち込み、販売を委託します。


 総じて値段は安いですが、いいものを安く買うには、買う側にも目利きが必要になります。
 ずらりと並んだマンゴーやパイン。さあ、どれを買いましょうか。


 ちなみに、「ゆらてぃく」とは「寄らてぃく」、島ことばで「寄ってらっしゃい」という意味です。

 見るだけでも楽しいので是非寄らてぃくしてみてください






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2025年7月18日金曜日

ちょっとしか役に立たない石垣島・竹富島の近況

 


 沖合にマンションみたいなクルーズ船が停泊していた石垣島。いい意味でも悪い意味でも、昔とは違っています。
 

石垣島ではまたまた駐車場難民に

 石垣島では、中心市街地で駐車場を探すのが大変だったのですが、離島ターミナル北西側のりゅうせき跡地に大きな駐車場ができて、その心配も解消されました。

 はずだったのですが・・・


 離島ターミナルに隣接する第1駐車場が混むのはまあ当然ですが、少し先の第2駐車場が広くなりました。

 なのに、第1・第2共満車。



 でも、その先の第2臨時駐車場はもっと広いから余裕で駐車できるかと思ったら、


 何とここも満車でした。7月8日昼頃のことです。

 結局、少し離れた八島の駐車場まで行くはめに。これじゃ以前と全然変わらんじゃないか。恐るべし石垣島の車社会!




カリー観光よお前もか 

 4月に行った時、ランチで数千円もする牛丼の看板を見つけびびりましたが、那覇でも石垣でも順調に物価高が進んでおります。

 こんな値段のない看板も増えているような気がしますが、ちょっと怖い。



 そんな中で、カリー観光まで値上げとは。


 かつて、もう一つのバス会社東運輸と、空港路線で仁義なき戦いを繰り広げていたカリー観光の路線バス。

 石垣空港から離島ターミナルまで、東運輸が540円のところ、カリー観光は500円で勝負を挑み、さらには往復券900円も発売しました。

 往復券はひっそりと発売を止め、片道運賃も遂に東運輸超えの550円に。

 今後、カリー観光と東運輸の値上げ合戦にならないことを切に願います。




新石垣空港が石垣空港に
 
 なんのこっちゃ?と思われるかも知れませんが、 あの石垣空港と呼ばれている空港は、正式には新石垣空港なのですが、それが石垣空港に名称変更するというのです。


 つまり、開業当時は、前の石垣空港があったので新石垣空港にしたけれど、前の空港はもう使ってないから、新しい方を石垣空港にしようということです。

 ”新”石垣空港は、沖縄県管理の第三種空港です。県は条例を改正し、今年8月から”新”名称になります。

 でも、看板は、開業当初から石垣空港なんですけどね。





磯休業

 石垣島の中心部でずっと前からやっている老舗の食堂「磯」。恐らく開業は4~50年前だと思いますが、いつの間にやら休業していました。

 食堂と言うにはちょっとお上品な雰囲気の店でしたが、メニューは、そば、チャンプルー、ジューシーなど沖縄料理ばかりで、値段も他と大して変わりません。

 この感じだと、もう復活はなさそうですね。残念です。
 

 


竹富島島内バス減便

 竹富島には、一応路線バスがあって、船の到着に合わせて港前を出発し、集落を廻ってコンドイ浜やカイジ浜に行きます。

 そのバスが、大幅に減便されています。最近良く聞くドライバー不足が原因なのかと思いましたが、実は凄いことになっちゃったみたい。



 今、竹富島のバスは、八重山観光フェリーには接続しますが、安栄観光には接続しないダイヤになっているのです。

 例えば、朝10時台は、安栄観光が石垣港発10:00、八重山観光フェリーは10:30なのですが、バスの出発時刻は10:47。

 船の所要時間は約15分なので、安栄観光で竹富島に行くと30分以上待たなければなりません。
 つまり単なる減便ではなく、安栄観光接続バスだけが減便されているのです。

 一体何があった!?





パーラーぱいぬしま復活

 都会の専門店のような木目の細かいかき氷がウリだった、パーラーぱいぬしま。

 コロナ以前からお休みが多く、ここ2~3年は開いているところを見たことがなかったのですが、久々に店が開いていました。
 これは吉報です。


 かつてここには、知る人ぞ知る隠れメニューの生マンゴーかき氷850円也がありました。夏の一時期だけ食べらる代物で、かき氷にしてはいいお値段でしたが、大勢のファンがいました。

 今は、生マンゴーかき氷はメニューになく、マンゴーシロップをかけただけの、ただのかき氷が900円と、値段は爆上がり。
 これは悲報です。




おまけ

 こんなところにも選挙ポスターが。




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2025年7月12日土曜日

沖縄の雨人(あめんちゅ)?それとも雨ハラ?

 

 近頃は、「晴れ女」「雨男」という言い方はあまりよろしくないそうなので、「雨人」。

 沖縄風に「あめんちゅ」なんてどうですかね。


 でも、ここまできたらもう「雨ハラ」じゃね。





 6月下旬のこと。目的地は宮古島だったのですが、航空券の都合上那覇で半日ほど時間ができました。

 早々と梅雨明けし、夏絶好調の沖縄。行ったのは、那覇市の北側にある末吉公園です。



 まだ午前中なのにパラパラ雨が降ってきた。

 まあ、良くある片降り(かたぶい)かと思って、気象庁のサイトを開くと、 広い沖縄本島の中で、何とここだけピンポイントで雨が降ってる。



 ふざけんなよ~! これはもう宝くじが当たるくらいの確率では。

 今まで当ブログで、「沖縄の天気予報は当たらない」と散々いじってきたから、天気からハラスメントされたのか。



 先日の石垣島。

 台風4号は台湾の西を進み、八重山航路の一部が欠航になったものの、それ以外の影響はありませんでした。

 これから徐々に台風一過の晴れとなることを期待していたのですが・・・


 なかなかスッキリ晴れないどよ~んな天気。



 台風が熱帯低気圧に変わって去った後に、石垣島上空に低気圧が発生している。



 もうエエ加減にせい! ざけんな!べーロー!


 
 翌朝の、石垣島サザンゲートブリッジからの眺め。低気圧の中心がすぐそばにあるのだから当然雨かと思ったら、うっすら日が差している。

 本当に沖縄の天気は分かりません。




 ちなみに、「晴れ女」とは元々、農業の神である稲荷系の守護霊が憑いた女の人のことで、晴れを呼び込む力を持つと信じられていたそうです。
 (諸説あります。笑)



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2025年7月7日月曜日

沖縄ごはんの仕入れに着いていった

 



 マーマチのバター焼き。マーマチ(島言葉)とはヒメダイのことです。



 リゾートホテルのレストランならば、食材を仕入れるのに市場に行ったり、出入りの業者に届けさせたりするのだろうな、となんとなく思うのですが、個人宿の場合、食材の調達はどうするんだろうとかねがね疑問に思っていました。

 そこで、いつもお世話になっている宮古島の個人宿ヨナパハレの、朝の食材仕入れに密着取材した勝手に着いていったレポです。



 まずは、スーパサンエーに。


 ここは品揃えも良く、値段も安いので、ここで買えるものはここで買うのだとか。なるほど~。

 ちなみに、サンエーは、沖縄県有数の総合スーパーですが、発祥は宮古島の雑貨店だったとか。



 メモを見ながら、夕食の構想中?



 さすが沖縄のスーパー。豆腐売り場に島豆腐やゆし豆腐が普通に並んでいました。
 内地のスーパーと違って、小さいサイズのものが少ないような。そんなところも沖縄的です。



 そして驚き!豚の皮付きバラ肉がスーパーで売られている。これは、当然ラフテー用ですが、内地で皮付きの豚肉なんて探してもそう簡単に見つかりません。 



 続いて、ファーマーズマーケット「あたらす市場」に。



 農家が、自分のところで収穫した野菜を自分で値段を付けて売るシステムです。いい物を安く買うには、目利きが必要です。
 


 次は、あれっ?普通の家? と思ったら、ここは魚屋でした。いよいよ本日の仕入れのメインです。



 魚屋と言っても、魚全般を扱うわけではありません。その日漁港に上がった物だけが並びます。
 文字どおりの鮮魚店。

 鮮魚なので、ベタベタ触るわけにはいきません。触っても構わない部分を手に取って真剣に品定め。 


 
 決まったらおじさんに捌いてもらって、



 用意したクーラーボックスに素早く積み込みます。



 この後、マックスバリューにも寄って、不足しているものを買い足します。 一般家庭のように、スーパー1軒ですべて揃うわけではありません。

 狭い宮古島でも、4件廻るとゆうに1時間を超えます。これを毎朝やっているわけです。
 



 その成果は、数時間後の食卓に並びます。



 調理は勿論ですが、仕入れも大変。当たり前のことがよく分かりました。




 お客さんの少ない個人宿だと、大量仕入れとは正反対に、少しずつ食材を買わなければなりません。

 諸物価高騰の折、コスト面では厳しいかと思いますが、これからもよろしくお願いします。
 また、取材?にご協力いただき、感謝です。



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