2013年3月20日水曜日

島旅ガイド(第2回) 宮古・八重山の旅の仕方

 島旅ガイドの2回目。
 各島ごとに書いて行くつもりだったのですが、最初に総論的なことを書いておいた方がいいかなと思いまして。


  計画性がないのですが、ゆるいブログなのでお許しあれ。



 まず先に結論です。
 「宮古・八重山という所では、普通の観光地のように効率よく名所巡りをしてもその魅力は伝わってこない。」


 ある島にこれから行こうとする人は、その島にはどのような見所や遊び所があるかを調べ、何処に行くか、どういう順番で廻ればいいのかを考えますよよね。

 でも、宮古・八重山の島々で、多くの場所を一通り見て回るとか、短時間で効率よく廻ることにはあまり拘らない方がいいような気がします。満足したよう感じても、実は、本当に美味しいところに気づかないで帰ってしまうことになりかねません。

 第1回島旅ガイドで、伊良部島のことを書きました。

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/03/1.html

 渡口の浜、佐和田の浜、牧島展望台、サバ沖井戸周辺の海を紹介しました(他に白鳥崎展望台というところもあります)が、それらを一通り全部見ないと伊良部島を堪能できないという意味では決してありません。全部行ければ100%満足、半分しか行けなければ不完全燃焼という訳ではなく、例えば渡口の浜が良かったからそこで1日中遊んじゃったとしても、伊良部島を十分満喫していると思うのです。
 
 案内・ガイドとして書くとどうしても網羅的になってしまいます。あそこもここも全部行っておいてください、というように読めるかも知れませんが、決してそういう趣旨ではありません。
 これからも、同じスタンスで書き続ける予定なので、最初に一言そのことをお断りしておいた方がいいかなと思いました。それが、今回の記事で一番言いたいことなのです。



 まず、そもそも、宮古・八重山に観光名所なるものがあまりありません。あるのは美しい海だけ、と言い切っちゃってもいいくらいです。例外的に、西表島には川と滝が、竹富島には伝統的集落があるといった程度です。

 観光案内などには名所・観光ポイントが色々書いてあります。
 確かに、桃林寺・宮良殿内(石垣島)、仲宗根豊見親の墓(宮古島)、その他保存された旧家などの史跡、博物館・美術館的なもの、登録有形文化財などそこそこ数はありますが、一部マニアを除けば、ぶっちゃけ数分、頑張っても数十分で見終わるものばかりです。
 京都や札幌のような超有名観光地なら紹介されることはないでしょう。

 (沖縄本島ならば首里城とその周辺、美ら海水族館と海洋博公園、南部の戦跡などそこだけで半日や1日を要する観光名所があります。)

 シーサー造り、機織り体験、観光農園などもありますが、一部の人しか興味はないでしょう。

 また、宮古・八重山に行く人の多くは、泳ぐ、泳がないにかかわらず、一番のお目当ては美しい海だと思います。各島の各ビーチは、それなりに特徴があり違いがあります。でもそれを全部行こうとすると、なんだかスタンプラリー的な旅になってしまいそうです。

 西表島で、仲間川、ヒナイ川、浦内川を1日で全制覇しても、際だった違いは見えてこないと思います。



 一方、宮古・八重山のビーチは美しいだけではなく、芋洗いの内地のビーチと比べて圧倒的に人が少なく快適です。「プライベートビーチ」というのは内地では憧れですが、向こうには、プライベート過ぎて、誰も泳いでいないから却って心配で泳ぎにくいような所まであります。
 せっかく飛行機に乗って遠くまで来たのだから、コーラルブルーと白砂のビーチを一人占めして心ゆくまで満喫し、疲れたら早めに帰って昼寝でもするような、内地ではちょっと考えられない過ごし方をしてみるのも素敵だと思いませんか。

 
 例えば、石垣島に行く場合、1日はレンタカーで石垣島を一周し、途中でちょっと泳いで、1日は西表島に行ってカヌーやシュノーケリングなどで遊び、初日や最終日で半日くらいしか時間が取れない日には竹富島を一回り、なんていうパターンが結構王道だと思います。
 もちろん、それで十分楽しめると思いますし、物足りなければまた行けばいいわけです。
 
 でも、そういう王道観光以外でも、米原海岸で1日シュノーケルをし、別の日には白保シュノーケルツアーに参加し、時間が余れば平久保崎でアイスクリームを舐めながら海を眺める、みたいな過ごし方をすれば、「行ったら帰りたくない観光地第1位」に選ばれたことのある石垣島の印象はより強烈になるような気がします。


 宮古島なら、午前中砂山ビーチで泳いで、名の知れた店で昼を食べたら午後は吉野海岸でシュノーケリングをして、最後に東平安名崎を見て1日終わるみたいなパターンは、1日をフルに使った充実プランです。一方、朝から来間島長間浜で泳いだりぼーっと海を眺めたりして過ごし、後の予定は天気と体調次第、といった感じで過ごすのは、お金はかからないけれどとても贅沢な楽しみ方だと思います。



 もちろん、旅する目的は人それぞれですから、島での過ごし方も人それぞれです。「ノンビリ」を押し売りするつもりはありません。
 何より自分自身、いつもカメラを抱えて1日中歩き回っていて、なかなかノンビリ出来ていません。

 せっかくだから全部見てやろう的な発想からフリーになった方が、少なくとも宮古・八重山では楽しめることが多いですよ、ということです。




 冬場によく広告が出ている、「八重山○島巡り」みたいなツアーがありますよね。
 西表島で仲間川のジャングルクルーズをして、水牛車で由布島に渡り、小浜島で「ちゅらさん」のロケ地を見て、竹富島で再び牛車に乗って集落を廻り、石垣島では川平湾のグラスボートに乗るのが定番ですが、東京発でも2泊とか3泊です。
 もちろん、途中土産物屋にも寄ったりするんでしょうから、移動時間が大変長いことを考えれば、八重山の主要観光スポットをもの凄く効率的に見て廻っていることになります。

 大きなお世話なんですが、ツアー参加者が、竹富島でマイクロバスに乗りコンドイ浜を車窓からチラ見して、カイジ浜で一心不乱に星砂探しをしているのを見るにつけ、せっかくこんな綺麗なところに来たのになぁ~とつい思ってしまうのです。



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