竹富島のカイジ浜。
漢字で書くと「皆治浜」、別名星砂の浜です。
自転車でたどり着くと、入口には大きな木が鬱蒼と茂り、その奥に紺碧の海が顔を覗かせます。
何度来てもここに着く度に、「うわっ!きれい」とばかりに写真を撮っています。
ところで、このカイジ浜は、星砂の浜ということになっています。
団体客がマイクロバスに乗ってドドッとやって来ます。売店のおねーさんが「星砂の探し方」を教えてくれるので、みんな一心不乱に星砂を探します。
いやもうなんか・・・ご苦労様としか。
目に前にきれいな海があるんだから、もっと見てくださいよ~。
沖縄の砂は星の形をしている・・・何ともロマンチックな・・・ともし思っていらっしゃた方、すんません。星砂とはいうのは、有孔虫(原生生物)の殻のことです。
「砂」ではないのですが、サイズ的にも色的にも、白砂(珊瑚のかけらが波の力で粉砕され砂になった)と同じなのに、形が独特なので、砂の中から星砂を見つけると幸運が訪れるとか訪れないとか。
もちろん、星砂はこの場所だけで見られるわけではありません。珊瑚礁が広がる地域には広く分布しています。
ただ、星砂が多い場所というのは限られるんだそうです。
西表島にも星砂海岸と呼ばれる場所があります。
鳩間島では、特に北側の海岸では、浅瀬の海中でガバッと砂を掴めばほとんどが星砂ということもありました。生きた星砂を見ることもできます。
カイジ浜から有名なコンドイ浜までは自転車で移動する人がほとんどですが、海岸伝いに歩いて行くとなかなか素敵で、こんな光景にも出くわします。
両方の浜からの中間地点辺りはほとんど人も居ません。
竹富島観光は団体ツアーに必ず組み込まれていることや、一般の人も石垣島から簡単に行けることから、この島を超高速で駆け抜ける人が圧倒的に多いのですが、自分に言わせれば何とももったいないことです。
沖縄離島観光上級者は、是非ともじっくり時間をかけて、特に歩いて見て回って、本当の竹富島の良さを体感してください。
ちなみに、カイジ浜周辺は満潮時の方が圧倒的にきれいですから、潮の時間にも気を配ってみてください。
前回ご覧いただいた、ノラちゃんもここの住人です。
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