2013年10月29日火曜日

石垣島で雨に降られたら何をすればいい?




 H29.9.29に 【修正版】 を書きました。併せてご覧ください。





 以前、「雨の日の沖縄離島はすることがない!?」という記事を書きました。

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html

 当ブログは、自分が撮った写真を見ていただくことが主眼なのですが、こうした旅行ガイド的記事もそこそこニーズがあり、アクセス数も多くなっています。

 元々ゆるいブログですので、読んでもらえるならそれもいいなと、いや、そうではなく、雨で予定が狂ってしまった人の身になって、何をするのか徹底的に考えてみました。

 今回は石垣島編です。

 まず、晴雨にかかわらず頼りになるのがコレ。
 地元産ガイドブック。オールカラーで100ページくらいある大冊、しかも無料です。

 石垣空港に到着したら、出口すぐ前の観光案内カウンター付近に山積みされていますのでお忘れなく。他には、離島ターミナルやホテル、レンタカー屋などにも常備しています。

 石垣島タウンガイドは、事前に欲しければ送料負担で郵送もしてもらえます(と書いたところでHPを見たらただいまメンテナンス中とか)。

 地元系の店はHPが更新されていないこともあったりして、こちらの方が信頼できる情報が提供されることも少なくありません。飲食店情報、土産物情報なども豊富です。

 さて、ガイドブックを睨みつつ何処に行くか。一般に雨の時は屋根のある観光施設へ行きますよねえ。

 市立八重山博物館 蝶館カビラ 具志堅用高博物館 ミンサー工芸館 請福泡盛博物館等々
 何処かピンとくる場所がありますか?

 いずれもそれなりには面白いところですが、あまり規模が大きくなく、元々興味ある方でなければ時間潰し的な過ごし方になってしまいます。

 八重山鍾乳洞、石垣島鍾乳洞という2箇所の鍾乳洞があります。琉球石灰岩を主成分として出来上がっている沖縄の島には、こうした鍾乳洞が所々にあります。 

 市立図書館 禁帯出の資料の中に、役場が公式に作った八重山の島々の歴史に関する書籍があります。ディープな沖縄好きにはお勧めなんですが、興味のない人を連れていったら、ぶっ飛ばされるかも。 

 繁華街周辺にある寺社 桃林寺・宮良殿内(みやらどぅんち)  歴史的価値の高い史跡ですが、小さな建物で見学となるとあっという間に・・・
 唐人墓 その意義は深いものがあるのですが、見学施設としては一瞬。



 割と何処にでもある体験系ショップ
 シーサー造り、アクセサリー造り、琉球ガラス工房など様々なものがガイドブックに紹介されています。
 しかし、正直のところあまりお勧めはしません。お好きなら、としか言いいようがありません。

 ただ、体験ものの中では、三線体験は少しお勧めです。沖縄に行って三線に魅せられる人が少なからず居るのです。自分は全くダメなのですが、割と簡単に覚えられて、ギターなどの経験がある人はすぐに上達していきます。何より、島に行けば、何処に行っても何処かから流れてくる三線の音色が頭にこびり着いてしまいます。

 上に書いたミンサー工芸館ではミンサー織り体験もできます。貧しかった沖縄の離島では、男が海に出ている間、女が家で織物を織って年貢として王朝に納めた歴史があります。
 少し奥深い体験アトラクションです。

 一部のリゾートホテルには屋内プールもあります。
 ただ、小さな子供連れであればともかく、せっかく石垣島まで来てどんより暗い屋内プールで泳いでもテンションは上がらないとか。

 リラクゼーション系
 宮古島には温泉があるのですが、残念ながら石垣島にはありません。ホテル日航八重山に日帰り入浴ができる大浴場があります。
 1500円。まあ、この値段をどう見るかですな。

 エステ、マッサージは市街地周辺、リゾートホテル内にかなりあります。



 鉄板買い物系


 フルーツほか農産物なら、以前紹介した農協売店「ゆらてぃく市場」
 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/07/blog-post_22.html

 ガイドブックには案内はおろか、地図の表記すらありませんが押さえておくべき場所です。ただし、農家が持ち込んだ商品を売るので、天候や時間帯によって何も無いことも・・・


 ゆうぐれなモール(旧あやぱにモール)。
 日本最南端のモール街なんだそうで。「ゆうぐれな」と名を変えたのはスポンサーが付いたから。
 各種土産物店、公設市場、地元系洋品店、昔ながらの喫茶店などなんでもあり。休憩場所まであります。

 ブラブラ時間を潰しながら、何となく島の雰囲気を味わってみてください。


 地元系スーパーに行くのが好きな人も居ます。
 代表格は「マックスバリュー」と「かねひで」。ただ、期待したほど珍しいものを売っているわけではありません。買い物メインなら、「ゆらてぃく市場」の方がいいかも。


 泡盛ならば、いくつかある大きめの酒屋(全部ガイドブックに出ています)をチェックしてください。高級品から地元向け超安品まで様々。
 ところで、泡盛初心者の方は、多分決められないほどバリエーションが豊富なので、何件か回ってみるとか、スマホ等で泡盛を検索して少し予習していく方がいいと思います。
 荷物にはなりますが、空港売店より安くて種類豊富です。



 食べる
 石垣島ならではの食材、というほどでもありませんが、最近は石垣島と言えば「石垣牛」という人が多いですね。
 一番人気はやはり焼き肉ですかね。

 自分は、炙り牛の握りとか内臓を煮込んだ牛汁(牛汁そば)も好きです。


 「郷土料理の美味しい居酒屋を教えろ」と言われることが多いのですが、沖縄では普通の居酒屋ならどこでも郷土料理である沖縄料理が出てきます。逆に、内地の居酒屋定番メニュー、枝豆、焼き鳥、揚げ出し豆腐、フライドポテトなどの方がどうかなという感じ。
 味も値段もそんなに変わるわけではありません。見た目の雰囲気のいい店に入っても外れはないと思います。

 スイーツで有名な店も何軒かあります。

 夜の街をご所望の方、まあ適当にやってください。大都市の繁華街のようにボラれたりはしないと思います(責任は持ちません)。
 ただ、沖縄ならでは店として「民謡酒場」というものがあります。文字どおり沖縄民謡をライブで聴かせる居酒屋です。





 いかがでしょうか。
 思いつく限り色々書きましたが、晴れてコーラルブルーの海が見られてナンボの石垣島。天気が悪いとどうしても時間潰し的な過ごし方になってしまいます。

 無理に色々行かずに、近くをブラブラしたり、地元の人と話をしたりして島の雰囲気を味わうというのも沖縄リピーターにはいいと思います。

 宿やお店で、暇そうにしているおばちゃん、お父さんに思い切って話しかけてみましょう。無愛想に見えて結構話好きの人が多く、思わず会話が弾むかも知れませんし、思いがけない情報が入手できる可能性もあります。

 沖縄の、特に離島は、内地と離れている分、未だに独自の文化や風習が数多くが根付いています。そうした沖縄の空気に接することで、天気は悪くても印象深い旅になるかも知れません。
 商店街や集落など、観光客があまり行かない場所にもこの際足を伸ばして歩いてみてはいかがでしょうか。
 



 最後に、雨どころか台風で閉じ込められちゃった場合。
 ウロチョロすると危険なので、宿でほかのお客さんと宴会して過ごしましょう・・・ってガイドブックに書いてあるんですけどぉ。



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