左上から順に、タマン・アカジン(スジアラ)・カーシビ(ゴマフエダイ)・セイイカ・マグロ・マキエビ・ミジュン(〆鰯)・シャコ貝・玉子・海ぶどう。
島魚にぎり盛り合わせです。
タマン・アカジンは塩レモンで、カーシビはポン酢でいただきます。
西表島にある「初枝」。
日本にある寿司屋としては、もっとも西にあります。旅行ガイドの中には、日本最南端と紹介しているものありますが、この店のある場所は、住吉という集落で、緯度的には石垣島の繁華街である美崎町の方がわずかに南。しかし、西表島より西にある与那国島には本格的な寿司屋がないので、この店が日本最西端の寿司屋。
な~んてくだらない話を、カウンター席のとなりのおじさんと熱く語ってしまいました。楽しかった~♪
島で獲れたまさに地魚。
いや、なかなかでしたよ。ネタもしゃりも。どれも淡泊で個性に乏しい南の魚を旨く喰わせます。
思いがけず、こんなところで本格的な寿司が食べられるとは。日本酒がないのがマジで残念でした。車で数分も行けばこんな大自然が残る島なのに。
ところで、今回一番衝撃だったのはこれ。
カッパ巻きではありません。
「オオタニワタリ巻き」
オオタニワタリってご存知ですか。コレです。
あちらでは、そこいらに自生しています。着生植物で、木や石積みの塀などで普通に見かけます。
柔らかい新芽は食用で、天ぷらなどにして食べます。
が、寿司屋で巻物ぉぉぉ! でも、好奇心で注文してみたら、意外といける。酢飯と合うんだなぁこれが。
さっと湯がいた(と思われる)オオタニワタリに鰹節を散らします。
板さんにお願いして、撮らせてもらいました。
廻らない寿司屋(笑)のカウンターに座り、冒頭の島魚のにぎり、オオタニワタリ巻きのほか夜行貝も握ってもらい、泡盛を1合飲んで、お会計は4000円ほど。
寿司屋としては格安ですが、島の物価としては高い方なんでしょうな。
掘りが深く、一目でウチナー出身と分かるイケメンの板さんに、「どちらで修行されたんですか?」と尋ねたところ、なんと「見よう見まねの独学で」とのこと。
いやいや、驚きました。本格的な江戸前寿司です。
実は、自分は民宿泊まりだったのですが、この日は、週1回のオーナーが三線教室に行くので夕食がお休みの日。
思いがけず、意外な体験ができ、旨い寿司を堪能しました。
それも、リゾートホテル内の寿司コーナーとかじゃなくって、地元の店だもんね。
(ブログアップについては、許可をいただいています。)
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