デイゴ・オオゴチョウ・サンダンカ。
沖縄三大名花。端に沖縄三大花ともいわれます。
沖縄で見かける花シリーズ第四弾。
段々マニアックになってきました。ネタ枯れも近いか。笑
「沖縄でよく見かける花」といってもあまり見かけないぞ、という方も多いと思います。「三大名花」って何?という方も。
ごもっともでございますが、まずは写真をご覧ください
こちらから。オオゴチョウ(大胡蝶)です。
続いては、サンダンカ(三段花)。
「沖縄三大名花」とは、県や市町村が制定したものではなく、昔から伝えられてきた「琉球の三大名花」から来ているのだそうです。
琉球王朝時代には、何処にでも咲いていたらしいのですが、徐々に数を減らし、他の花が増えたこともあって、よく見かける花ではなくなりつつあります。
「三大名花」の言葉自体も、徐々に忘れられ、地元の人でも知らない人が増えつつあるそうです。
もっとも、ハイビスカスやブーゲンビリアのように、何処にでもある花ではないですが、オオゴチョウ、サンダンカ共、特別珍しいというほどでもありません。
本島、離島問わず、庭先や公園など探せば見つかります。
花の時期も長く、沖縄夏シーズンは大概咲いています。
三つ目はこちら、沖縄三大名花にして県の花、デイゴ(梯梧)です。
デイゴは、草ではなく木。
4月の初旬頃から咲き始め、遅いところでもGW頃までに散ってしまいます。この時期に沖縄に行く観光客はそう多くないので、名前は知っているけれど実際に見たことはない、という人も多いと思います。
デイゴの花には、いつもカラスがいます。花の蜜を舐めに来るのでしょうか。早朝のまだ薄暗い内から、既にお食事中。
沖縄には、デイゴが満開の年は、台風が多いという言い伝えがあります。
有名な「島唄」の歌詞の一節に、 「デイゴが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た」という部分がありますが、太平洋戦争末期、沖縄で地上戦が行われた昭和20年の春には、沖縄各地で、デイゴの真っ赤な花が咲き乱れていたと言われています。
南国らしい原色の花は、県花・三大名花というだけではなく、沖縄の人にとって特別な花だったようです。その辺の感情を、我々よそ者が俄に理解することは難しいことです。
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