2015年5月27日水曜日

世捨て蟹 ・ 蟹仙人 ・ hermit crab ・ 寄居虫

 

 今回のゲストは、当ブログでも度々登場してもらっている、こちら。

 「寄居虫」

 寄生獣じゃないですよ。
 英語で言うと、「hermit crab」。
 hermitとは、世捨て人・仙人・隠者などという意味。

 
 ということは、世捨て蟹・それとも、亀仙人ならぬ蟹仙人?


 ヤドカリだろ?
 そうです。寄居虫です。


 漢字で書くと「寄居虫」なんです。ご存知なかったですか?

 なあ~んてね。
 自分も知りませんでした。たまたま「やどかり」と入力して変換したら「寄居虫」とできてたので、ググってみたら、まさに「やどかり」=「寄居虫」でした。

 英語では?と思い、Google翻訳で調べたら「hermit crab」だったのです。

 
 
 日本語で「寄居虫」、英語で「hermit crab」。全然ニュアンスが違うけれど、どちらも、何となく分かるような気がします。

 でも、英米ではカニ、日本では虫扱いなのは、面白いですよね。

 というようなことが分かったので、当ブログでは、急遽ヤドカリ特集にしてみました。
 ヤドカリの写真は、あちこちの記事で相当使ってきましたので、主な写真に集合をかけ、新しいものも含めご覧いただきます。



 変わった場所で見かけることもあります。
 これは、打ちあげられた巨大な珊瑚の化石。自分の背丈の何十倍のところまで、何しに、どうやって行ったのでしょうか。

 こちらは、もっと不思議。アザミの葉っぱにぶら下がっていました。コラァ何してんだ!


 ヤドカリは、成長するに従って大きな貝殻に引っ越しをします。ヤドカリが絶えず動き回っているのは、新しいすみかを探すためなんだとか。
 そして、面白いことに、ヤドカリが繁殖する条件とは、エサが豊富かどうかというよりも、引っ越しのできる空き家が豊富なことだそうです。

 沖縄の海にヤドカリが多いのは、貝殻が豊富にあるということなんでしょうね。


 そんなわけで、早朝からお仕事です。

 この轍みたいなのは、ヤドカリの足跡。彼ら的には、相当の長距離移動なんでしょう。本日もお勤めご苦労様。

 ヤドカリ特集の〆はこちら。ヤシガニ。
 ヤドカリの仲間ですが、大きく育つので貝殻が手に入らないため、自分の甲羅を堅くして、外敵から身を守るように進化したそうです。

 
 海でヤドカリを見つけたら、「英語では、Hermit crabって言うんだ。世捨て人の蟹という意味なんだよ。」なあ~んてうんちくを垂れてみれば、「わぁ。すごぉ~い!」とか言ってもらえるかも。笑

0 件のコメント:

コメントを投稿