2015年10月15日木曜日

タッチ&ゴーはなくても 下地島には行ってみるべし


 下地島といえば、何と言っても下島島空港のタッチ&ゴー
 
 以前のように、迫力満点、テンションMAXのタッチ&ゴーは、もう見ることができなくなってしまいました。それじゃぁ、下地島に行く意味は・・・


 あるんです。


 どうですか、この海の色を見るだけでも、下地島に行く価値はあると思いませんか。ここは、美しいといわれる、宮古島周辺のビーチの中でも、トップクラスの極上ビーチです。 

 
 場所は、「17END」と呼ばれる下地島空港の北端部の、その西側方向です。 


 タッチ&ゴーが見られないなら、下地島に足を伸ばしてもしょうがない、なんてことは決してございません。上の写真を見ていただければお分かりのとおり、むしろ、全沖縄の中でも、第一級の観光資源である、といっても大袈裟ではないと思います。


 下地島は一周約17キロ。お隣の伊良部島があまりにも近いので、伊良部島の一部みたいな感じです。そんな下地島を改めてご案内。
 


 17ENDを南下して、続いては通り池。
 池のようですが、地下部分で海に繋がっています。つまり、ここは海!ということになります。

 伝説によれば、昔この場所には家があって、ここに住む漁師が、ジュゴンを捕まえて食べようとしました。ジュゴンが海に助けを求めたので、海は、三度の大津波を起こしジュゴンを連れ帰ったのですが、そのとき、家のあったところに大きな穴が空いて、池になったんだとか。


 通り池には、駐車場から、トンネルのように草木が生い茂る道を歩いて行きます。なかなかいい感じ。


 モロに西向きなので、夕日も素敵。



 さらに南下して、その次は帯岩をご覧ください。
 鳥居の奥の巨大な岩は、明和の大津波で海から打ち上げられたとされています。

 明和の大津波とは、明和8年(1771年)の八重山地震の際に、八重山・宮古を襲った大津波で、特に被害の大きかった石垣島では、当時の人口の3分の1にあたる、1万人近くの犠牲者が出たそうです。

 こんな巨大な帯岩が、津波で陸まで打ち上げられたなんて、以前は、伝説だろうと思っていましたが、東日本大震災以降は、本当かもしれないと思うようになりました。



 続けて南下すると、中の島です。
 ビーチエントリー出来る、シュノーケリングポイントとして有名です。
 以前は、何の目印もない道路沿いにあり、路駐の車があると初めて気が付く、といった感じで、うっかりすると見逃して通過していたのですが、今では、駐車場が出来たのですぐに分かります。

 早速シュノーケリングをしてみると・・・珊瑚の上を泳ぐミジュン(鰯)の群れ。



 もう一つご案内するのは、一番南の渡口の浜?
 あれ?渡口の浜は、伊良部島だろっ、と思われた方。伊良部島の、本家渡口の浜の西側にある、下地島のこの海岸も、渡口の浜と呼ぶ、と聞いたものですから。
 調べてみてもよく分からなかったので、取り敢えず、下地島の渡口の浜。

 まあ、そんなことはどうでも良く、本家同様、綺麗な砂浜が続きます。



 せっかく、伊良部大橋が出来て、下地島にも気軽に行けるようになったのに、肝心のタッチ&ゴーがほとんど見られなくなってしまい、その点は、本当に残念です。

 しかし、よく考えてみたら、今、仮に従来のような訓練飛行が行われていたとすれば、大勢の見物客が押し寄せる事は必至です。
 そうなると、17END周辺の狭い道に人が溢れて危険なため、周辺は立入禁止になるか、少なくとも関係車両以外は通行禁止となり、遠くの駐車場に車を駐めて数百㍍歩かなければならない、なんてことになっていたのではと思います。

 まあ、痛し痒しといったところでしょうか。
 でも、この空港施設を眠らせておくのは、あまりにもったいないですね。

 


※ 
 下地島空港のタッチ&ゴーに関して、沖縄県下地島空港管理事務所のホームページ(2015年6月18日更新)には、次の記載があります。

  「ANAは、平成26年度末をもって完全撤退となり、現在継続的に行われている訓練は、RAC(琉球エアコミューター)や海上保安庁所属の小型機訓練のみ。」


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