9月の某日のこと。午後3時過ぎに宮古空港に到着し、レンタカーを借りて出発。しかし、この時間だと宿に直行するにはちょっと早いので、日の出ポイントのロケハンを兼ねて、東向きの海岸に行ってみることにしました。
堤防を歩きながら、足下の海を見ると、何かがいる。
えっ、カメ?
宮古島では、来間大橋の下をカメが通過することで知られていますが、ここは、すぐ目の前をカメが泳いでいます。
すっ凄ぇ! いきなりテンション上げ上げ。
ウミガメは、息継ぎのために、一定間隔で海面に上がってきます。小一時間の間に何十回と見ることが出来たので、ここには、少なくとも数頭のカメが棲んでいるのでしょう。
目が慣れてくると、水中に居るのが何となく分かって来ます。
「あそこにあるのは岩かな?あっ、でも少し動いた。アレはカメに違いない。」そう思ってずっと注視していると、やがて息継ぎに浮上してきます。
初めて見た、ダブルカメ。
ここは、宮古島の東側。高野漁港です。
漁港の北側(海に向かって左側)には砂浜が広がっていますが、ビーチと漁港が堤防で仕切られているような形になっていて、その堤防から、ビーチ側を眺めます。
この場所へは、宮古空港からの道が非常に分かりやすく、迷うことがありません。また、本来漁港ですが、一般用の駐車場やトイレもあります。
堤防では、のんびり釣りをしている人を、少なからず見かけました。
滞在中、この場所に何回も通ったのですが、常時カメが現れるというわけではありませんでした。
見かけたのは、いずれも、満潮が近くなった午後~夕方で、時間帯は関係ないのかも知れませんが、干潮時には、ここには出現してくれないようです。
潮の満ち干は重要なポイントです。
こちらの写真は、午前中。あと3時間ほどで干潮というタイミングでした。このときカメは、きっと、沖合の深い所に居るのでしょう。
こうなると、ここで泳いでみたくなるかも知れませんが、上から探すからこそ、カメも簡単に見つかるわけで、これだけ広い海の中で、泳いでカメと遭遇するのは、二階から目薬。まして満潮時(海が深い)限定ならなおのこと。
地元で案内をしてくれる人がいれば、トライしてみても良いかもしれませんが、そうでなければ、来間大橋同様、陸上から眺めるポイントとして、お勧めします。
だからといって、カメに夢中になって、堤防から落ちたりしないよう、くれぐれも気を付けてくださいね。
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