2016年3月21日月曜日
沖縄旅行に安く行く「おもて技」Ⅲ レンタカーほか編
沖縄旅行に安く行くための裏技、ではなく表技。
今回で最終回です。
レンタカーその他編です。
レンタカー
レンタカーを借りる場合、料金が安いのは、全国展開の大手業者ではなく、一般にはあまりなじみのない地元系業者です。
本業は、自動車修理工場だったりするので、リーズナブルにレンタル出来るようです。ネットや、宮古島・石垣島で配布されているフリーペーパーで探してみてください。
新車や高級車ではないことがほとんどですが、宮古・八重山で「峠道を攻める」的な走りをすることはないので、ボロ軽(失礼!)でも十分だと思います。
オンシーズンに出遅れて、レンタカーがなかなか予約できない場合に、空車が見つかりやすいのも、こういう地元系業者です。
宮古島は、大体何処でも配車又は送迎をしてくれますが、石垣島は、自分で営業所に出向かなければならないところもあるので、予約時要確認です。
免責保険料も、業者によって区々ですので、これも要確認です。
ちなみに、自分が宮古島でいつも借りているところでは、軽自動車で、ハイシーズンが24時間当たり4千円、オフシーズンは3千円を若干切ります。
石垣島では、新空港開港時から、レンタカー料金が全体に高くなっていて、ちょっと残念です。
バス
バス観光がまあまあ出来るのは、現実的には石垣島だけだと思いますが、東運輸のフリーパス(1日券・5日券)が使えます。
バス観光まではしない場合でも、空港往復や、市街地チョイ乗りでも、場合によってはフリーパスの方が安くなることがあります。
八重山航路
石垣島から、周辺離島に行く場合、単純往復なら往復券の方が若干安くなります。復路はオープンで発券されるので、帰りの便が未定でも往復券の方がお得です。有効期限もありません。
安栄観光と八重山観光フェリーは、共通乗船券ですが、石垣島ドリーム観光は別扱いです。
航路は、基本的に石垣島と各島の往復だけですが、例外的に島間移動が出来る場合があります。
小浜島-西表島大原、大原-波照間島、大原-竹富島、竹富島-小浜島などで、1日1便だったり予約が必要だったりと、使い勝手はよくありませんが、上手く旅程に組み込めれば、時間も料金もお得です。
色々な島を回る場合、フリーパスも(3日券~5日券)もありますので、旅行計画によって使い分けると便利です。
ダイビング・シュノーケリングその他のガイド
ダイビングを始め、シュノーケリング、カヤック、カヌー、トレッキングなどに連れて行ってくれる業者(いわゆるショップ)が色々ありますが、こればかりは、料金が高いか安いかだけだけで選ばない方が良いと思います。
行き先や、人数、メニュー、時間、そして何よりもオーナーの考え方によってコストが決まってきます。同じような場所で同じようなことをするのでも、料金が違うことがありますが、満足度を加味したコストパフォーマンスは、一概に判定できません。
確かに、地元の人に言わせれば、「あそこは良心的だ。」とか、「あそこは安いけれど、全部一人で大丈夫か。」などと評判が立っているのですが、そんなことは、色々使ってみない限り分かりません。
そこで、予約の際、詳しく聞いてみることをお勧めします。
シュノーケリングは初めてだとか、何度も行っているので、行ったことのないポイントに行きたいとか、体力に自信がないとか、海中で写真を撮りたいなどなど、具体的に伝えてみて、それで決めるのが良いと思います。
その結果、気に入ったショップが見つかって、でも多少高いな、と思っても、予約しちゃった方が、結果いいと思います。
食事
食事に関しても、高いの安いのと一概には言えないし、食事を安く済ませて旅行費用を押さえることには、抵抗を感じる人も多いと思います。
一応、大雑把に言えば、比較的高いのは、空港のレストランや、キラキラ店名のレストラン・カフェ(大抵内地からの移住者がオーナー)で、安いのは、○○食堂・××屋といった地元系食堂です。
空港の、特にロビー内は高くて、メニューもたいしたものはないので、もし、那覇空港で乗り継ぐ場合で、接続時間がある程度長い場合は、一旦外に出てしまった方がいいと思います。手荷物検査を再び受るだけですので。
「沖縄の郷土料理が食べられる店を紹介しろ」と言われることが多いのですが、普通の沖縄料理(刺身・チャンプルー・そばなど)は、何処の居酒屋にもありますので、外観を見て、雰囲気の良さそうな店に入れば、外れはあまりありません。
逆に、沖縄ならではの高級食材というものは少なく、あっても、イラブー(エラブウミヘビ)とかヤシガニとかの珍味系で、万人向けではありません。せっかく遙々遠くまで来たのだから、多少高くても名物料理を食べようと思っても、沖縄では、期待に添う物がなかなか見つからないと思います。
お土産
これも高いのは、空港売店です。
しかし、石垣空港・宮古空港、(もちろん那覇空港も)は売店が充実しているので、定価がほぼ決まっている菓子などは、空港売店で買うのが便利でしょう。
泡盛は、市街地の酒屋を回った方が、安く買えることが多いです。意外な掘り出し物が眠っているかも知れないので、酒好きの人は、酒屋巡りも楽しいと思います。
マンゴー、パイン等のトロピカルフルーツは、空港が一番高いので、地元の人が買うような店で選んでください(詳しくは、過去記事を参照してください。)。
農園の直売所の看板に惹かれることもあると思いますが、こういうところは大抵、キロ幾らで売るので、少量は買えないし、1コ1コ選別して買うこともできないので、考えどころです。
石垣島では、拠点となる離島ターミナルから徒歩圏内である、ユウグレナモール、730交差点周辺に店が沢山あり、離島ターミナル内売店もなかなか楽しいのですが、宮古島では、観光客的には拠点がないため、空港で済ますか、あちこち回ることになってしまいます。
沖縄旅行に限りませんが、一般に、旅行で思ったよりも金を使ってしまうのは、お土産代と飲み代です。また、何となく浪費感があるのは、移動にタクシーを使ったとか、空港で時間があったから飲食したとかなので、この辺りを計画的にすれば、無駄な出費が抑えられるでしょう。
しかし、旅行に来たときぐらいケチケチしない、という人も少なからずいると思いますので、それはそれで、よろしいのではないでしょうか。
沖縄旅行に安く行く表技。何故、突然こんなことを書き始めたかというと、「沖縄に行くのに、大体いくら位かかるのか教えろ。」と言われたのがきっかけです。それも、偶然、複数の人から。
当ブログでいつも言っていますが、この手のシンプルな質問に的確に答えるのは、とても難しいのです。
そもそも、沖縄の何処に行きたいのか、何をしたいのか、どんなホテル(民宿)に泊まりたいのか、レンタカーが必要か、何日位滞在したいのか等々、さらには、ツアーを使うのか、宿と飛行機を個人手配するのかによって、まったく違ってきます。、
質問者としては、費用がどれ位かかるのかを把握した上で、沖縄の何処に行くか、はたまた別の場所に行くか、を決めたいのだろうとは思いますが、
予定が詳しく決まらなければ答えられない
vs
予算が決まらなければ予定が立てられない
というイタチごっこになるので、せめて、予算の組み方の参考になれば、と思い、あれこれ整理してみたものです。
結局ですね、安く行く裏技なんてないです。こまめに色々調べてみるという、地道な表技を駆使して少しでもリーズナブルな旅をお楽しみください。
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