2016年3月17日木曜日
沖縄旅行に安く行く 「おもて技」Ⅱ ホテル編
沖縄旅行に安く行くための裏技、ではなく表技。
第二弾は、航空券に次いで旅行のコストに占める割合の高い、ホテルその他宿編です。
シンプルに言えば、リゾートホテルは高く民宿が安い、ということなのですが、時期とコストパフォーマンスを考慮に入れると、お値段はかなり複雑です。
宿は、その形態によって、概ね次のような傾向があります。
リゾートホテル
この手のホテルの特徴は、時季によって設定料金が大きく変動することです。
ハイシーズン、オンシーズン、ショルダーシーズン、オフシーズンなどで、宿泊料金が細かく決められていて、最大2倍程度の差が生じることも珍しくありません。
旅行会社の予約サイト(ホテル検索サイト)では、各種オプション込み価格や、期間限定の特別価格の設定もあり、もっと複雑です。
さらに、ツアー(航空券との組み合わせ)で販売されることが多く、大抵の場合、ホテル単体で予約するより安いようですが、内訳もよく分からず、非常に不透明ではあります。閑散期では、航空券共に激安になることもあります。
ビジネスホテル
多くは、客室数が100程度かそれ以下のやや小振りホテルで、宮古・八重山では、ほとんどが石垣島・宮古島の中心市街地に立地します。
シングルルームがあり、通常は1泊1万円未満の料金設定がされています。
これらのホテルでは、リゾートホテルのような時季による料金変動は、ほとんどないか、あってもそれ程大きなものではありません。
このカテゴリーのホテルの大部分は、予約サイトで予約出来ます。ホテルによっては、様々なオプションを組み合わせたプランがあり、お得なプランが見つけられる可能性もあります。
民宿・ペンションなど個人経営の小規模の宿
ほとんどが、10室未満の小さな宿で、値段も1泊数千円です。時季による料金の変動は、全くないか、あってもわずかです。
予約サイトでは扱っていないところも多く、予約サイトで予約出来る宿でも、色々なプランを設定しているところは少なく、料金も大体安定しています。
ツアーに組み込まれている場合も多少ありますが、大部分は個人手配になります。
話が逸れますが、このカテゴリーの宿は、良い方にも悪い方にも幅があります。中には、名物おじぃ・おばぁがいるとか、食事が自慢だとか、飼っているワンコ・にゃんこが遊んでくれるとか、部屋がやたら広いとか、バスルームやバスタブが無意味に広い等々、個性的なところもあり、定宿を決めている人も多いようです。
民宿というと、狭くて古めかしい建物を想像しがちですが、今どきの民宿の中には、新しい建物に、個室、バス・トイレ付きという宿も少なくありません。
安宿
素泊まり2~3千円(もっと安い所もあり)の宿です。
相部屋だったり、カプセルホテル程度の個室だったりで、バス・トイレなどは共用、ラウンジスペースがあり、食事は付かないか簡単な朝食だけ、という宿がほとんどです。
ゲストハウスを名乗るところが多いですが、「ゲストハウス」のすべてが安宿ではありません。値段変動がほとんどなく、いつでも安いのがウリです。予約サイトに登録されている宿もありますが、ツアーに組み込まれていることは、まずありません。
安い上に、必然的に人と知り合うことになるため、少数ながらコアなユーザーがいるのが特徴ですが、誰にでもお勧めというわけには行かない宿です。
その他の宿
その他、貸別荘、コンドミニアム、ウイークリーマンション、古民家の一棟貸しなど、自炊設備のある宿があります。ただ、これらは、規模も施設も料金も千差万別で、一律に論じられません。
なお、宮古・八重山には、和風旅館的な宿は、ほとんどありません。
以上の点をご理解いただいた上、表技として押さえておくべきポイントは、
夏休みや連休など繁忙期には、価格変動のほとんどない、民宿・ペンション、あるいは、安宿が、相対的に有利です。
逆に、リゾートホテルにリーズナブルな料金で泊まりたければ、繁忙期を外し、ツアーか予約サイトで探すと、お得なプランが見つかる可能性大です。
ところで、人によって宿に求めるサービス内容が違うので、同じ宿、同じ料金でも満足度が違います。なので、宿の紹介というのは難しいのです。
しかも、各宿が提供する、ハード・ソフトのサービスと、宿泊料金は、必ずしも比例しません。
結局のところ、各自譲れるところ、譲れないところを見極め、料金との対比をしながら、宿を探すことになるのだと思います。
トータルで考えて、宮古島・石垣島の中心市街地の、特に利便性の高い場所にあるビジネスホテルが無難なところでしょう。
宿の人や他のお客さんと話をしてみたい、ある程度交流したい、と考える人は、民宿やペンションを探すべきです。
ただ、書いたとおり、この手の宿は、良い方にも悪い方にも幅があります。本人の好みの問題もありますし、個人経営のところでは、宿の人がたまたま忙しかったりすると、いつものサービスが受けられないということも希にあります。たまたま強烈な宿泊客と一緒になってしまうことも。
なので、あらかじめにネットなどで調べてから予約する、ということももちろん必要ですが、当たり外れがある、という前提で泊まってみることをお勧めします。
もちろん「大当たり」がひけるかも知れませんよ。
最後に、コストの関係で無視できない、外での食事について書いておきます。
ホテルは元々そうですが、民宿・ペンションでも、食事なし、若しくは朝食のみ、という宿が増えています。
好きな物を食べに行けるから、外食の方がいいと考える人も多いと思いますが、民宿・ペンションクラスでは、食事付きより、素泊まりで外食の方が、一般には高くつきます。
また、場所も大きな問題で、ホテルは大体市街地にありますが、民宿・ペンションは、島の色々な場所にあるので、徒歩圏内に飲食店が、それも自分の希望に沿った店がないと、食事で妥協するか、タクシーを使わなければならないことにもなりかねません。
予約前に、宿の立地と周辺の飲食店を調べておくことをお勧めします。
外食に関して、あらかじめ気に留めておくべきポイントは、
色々な飲食店があるのは、石垣島・宮古島でも中心市街地だけで、市街を外れると、あってもジモティな居酒屋がほとんどです。オシャレ系のカフェなどは、夜はやっていないところが多いです。
レンタカーを借りている人でも、石垣島・宮古島の中心市街地では、空いている駐車場を探すのが結構面倒なので、不慣れな人は、早めの出動をお勧めします。
八重山の離島などでは、宿まで送迎をしてくれる居酒屋もあります。ただし、二人以上とか、3千円以上の飲食とかの条件が付きます。
波照間島では、以前から食事の付かない宿が多いのですが、島の居酒屋の休業日(月曜日だったと思います)は、いつも大変なことになっているので、ご注意を。
石垣島では、新空港開港以来、夜は飲食店が混んでいます。昔の石垣島のイメージで行くと、ここも、あそこも満席といわれ焦ることもあります。
お目当ての店がある場合、予約しておくのが無難です。もっとも、そのうち店が増えて元に戻ると思いますが。
沖縄旅行に安く行く表技、最初は1回で書き切る予定でしたが、書いているうちに、どんどん長くなってしまいました。
あと1回、レンタカーなどについて書く予定ですので、もう少しお付き合いください。
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