2017年1月24日火曜日
宮古島・石垣島の「いい宿」「お勧めの宿」とは? Ⅳ
宿シリーズの4回目です。
前回は、民宿でのゆんたくの、楽しかった話を書きましたが、当然ながら色々なことがあります。
(これまで同様、ペンションやゲストハウスと名の宿も、民宿として一括りにしています。)
ゆんたくがあるのは、小さな宿、個人経営の宿です。ですから、オーナー家の事情により期待していたサービスが受けられないこともあります。
島の祭事・行事に行かなければならないとか、嫁が実家に帰っているとか、おじいとおばあが喧嘩中だとか。
話が逸れますが、与那国島の民宿に予約の電話をしたら、「娘が結婚するんで那覇に行って、その後ついでに石垣に寄るからお休み・・・」と言われました。初めて電話した所なんですが。笑
お客さんが揃わないこともあります。
来間島で、前回は大盛り上がり大会だったので、今回もどんなことが起こるかワクワクして行ったら、なんとその日に限って、客は自分一人。おとうさんは、集落の寄り合いに行ってしまい、自分とおかあさんだけだった、なんてことが。10月とはいえ、連休中だったのに何故だぁ?
宮古島では、別の宿で3泊し、4泊目の宿に行ったら、客は自分一人。島で浮かれていて気付かないうちに、台風が接近していて、キャンセルがでたそうです。
そのおかげでオーナーと差しで話が出来たから、それはそれで良かったのですが。
小浜島でも、一人ということがありました。そこは、オーナーは夜は付き合わないので、このときは本当の一人。
宮古・八重山ではあまり無いですが、慶良間では、ダイビングショップが、ログ付け(記録)のため、宿の夕食後、お客さんを迎えに来て、そのままショップで宴会をすることがあり、残されたノンダイバーは、宿でポツン。
外国人のお客さんと同宿になることもあります。
自分の場合、日本語しかしゃべれないので、本来ゆんたくは無理なのですが、怪しげな英語を駆使し、通じているんだかいないんだか分からないけど、メチャメチャ盛り上がったときもあり、何か気を遣うし、今日は早めに寝ちゃおうかなぁ~、というときもありました。
ゆんたくのある民宿の客で、最も問題なのは常連さんと言われる人達です。
常連さんとは、その宿が気に入って何度も泊まる常連客のことです。常連であること自体は何の問題でも無く、宿にとっても有り難い存在のはず。
ところが、常連というだけあって、宿のこと、島のことに詳しいので、一部の常連さんは、何かに付け、あれこれとしゃべりたがります。実はウザいと思われていることに気が付かず。
さらに悪化すると、自分が宿泊客の中心的存在でいなければ気が済まないとか、人が話していることを頭から否定するとか、自由に話したいのに仕切るとか、疲れて部屋に戻りたがっている人を引き留めるとか、そんなやっかいな常連さんとなり、こうなるともう他の客からはひんしゅくを買うだけです。
各種クチコミでも、常連さんが、我が物顔で振る舞う、勝手に場を仕切っている、といったマイナスコメントがチラホラ見受けられます。
何回もその宿に泊まり、オーナーとも懇意になり、何故かそのことに優越感を持ち、勘違いして天狗になってしまうのかも知れません。
もちろん、そういう常連さんは少数派で、善玉の常連さんの方が多いですよ。
出しゃばらないだけではなく、例えば、宿の人が忙しい時に、代わって他のお客さんをフォローするような人です。
「ビールは冷蔵庫から自由に出して飲んでいいです。代金は、そこの箱に入れてください。」「シャワーは奥の方にもう一カ所ありますよ。」「ゴミは分別して、そっちのゴミ箱に捨てるルールです。」「朝イチの船で帰るときは、早めに宿の人に言っておいた方がいいですよ。」といった感じでアドバイスしてくれます。
一番有り難いのは、ゆんたくが始まっても何となく場に馴染めない人を、上手く輪の中に誘導してあげる常連さんです。
こういう人は、オーナーにも感謝され、信頼されています。
自分も、常連さんと呼ばれても差し支え無いはずの宿が何箇所かあります。
出しゃばらずに余計なことは言わずに、善玉の常連さんでいよう、と思っちゃいるのですが、沖縄の話となると、ついベラベラしゃべりたくなってしまいます。
元々話し好きだし、沖縄に来て舞い上がっているし、酒も入って・・・でも気をつけます。ハイ。
ただ、ど~しても、言いたくなってしまうときもあるのです。
自分より常連度が低い奴が知ったかぶりしたとき
「5~6年来てるけどさ~ 前はこんなにサービス良くなかったよ。」
(オレは、10年以上だ。一時期ちょっと事情があってゴタゴタしただけだ。)
どう考えても不適切なアドバイスをしてる奴がいるとき
「マンゴー買うなら何処がいいですか?」「○○農園の売店で買うと安いよ~」
(有名なのは、××農園だろうが!)
マンゴーの収穫期になると、大規模農園が直売所を設けることがあります。農協売店よりもさらに安く買えることがあり、しかも、訳あり品をおまけにくれたりします。
しかし、こういう所は、1㎏・2㎏という単位で販売することが多く、客が一つ一つモノを見て選べないのが普通です。アドバイスするならば、そこまで説明して、少量買うなら普通の店を勧めるべきです。
話がこういう展開になると、黙っているのも気が引けるし、かといって割り込んで常連風を吹かせても、ヤな奴になるだけだろうし。悩みますわ。
こうなると常連さんもつらいよ。笑
旅の思い出は、大抵は楽しい話ばかりが伝わります。
ゆんたくも同様です。
しかし、どんな人がいるか分からない集まりですから、やはり色々なことがあります。
特別な対価を払っているわけでもなく、宿のサービスとお客さんの協力によって成り立つものですから、外れがあっても文句を言える筋合いではありません。
そうであっても、元より「沖縄好き」という、共通の趣味・話題がある人達の集まりです。そこに酒が入ったら、何となく楽しそうだと思いませんか。
自分の感想を問われれば、「色々あるけれど、大体楽しい。次も楽しみにしている。」ということになります。
次回、宿シリーズの最終回として、そこのところに触れ、「いい宿」「お勧めの宿」のまとめにしたいと思います。
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