前回、前々回は、セオリーどおりの観光案内でしたが、今回は、マニアックな、オタク的な、サブカルチャー的な観光地、いや、観光地とはいえないスポットのご紹介です。
あんなに綺麗で素敵な海が身近にあるのに、何でわざわざそんな所に?と後ろ指を指されるかもしれませんが、宮古島フリークとしては、軟弱な観光客の行かない場所に敢えて行かねばならないのです。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:低 西浜崎方面の海
前浜の北西方向のビーチです。前浜と大体繋がっていますが、砂浜沿いに行くことはできないので、与那覇の集落を2㎞ほど車で走り、怪しげな駐車場に車を駐め、林の中の歩道を歩きます。
綺麗な海ですが、前浜の方がもっと綺麗なので、何でわざわざ行く?という点でサブカル的です。
ただ、人が居ることはまずないので、その点は魅力的。いずれ記事にしようと思っているくらいで、サブカル度は低いです。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:低 宮古島市熱帯植物園
無料で入れる市営の植物園で、何時行っても、何かしら花の咲いている、広い公園です。園内に、これは有料になりますが、体験工芸村なるものがあります。
特に珍しい植物があるとか、一面に花が咲き乱れているというわけではありませんが、あるとき、地元のおばぁと思しき人達が、「涙そうそう」に合わせてフラダンスを踊るというカオスが漂っていたこともありました。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:中 パイナガマビーチ西側の空き地
パイナガマビーチの西側に隣接する、かなり広い敷地で、市が公園整備を進めています。
夏の宮古島の日差しに負けない原色でど派手な建物、涼味を感じさせるためのコンクリート製のイスとテーブル、虫たちを身近に感じるよう草むらを多く配し、喧噪から逃れられるよう海が見えない場所に造られています。トイレも完備されています。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:中 トゥリーバー地区
旧平良市中心市街地の西側に広がる、広大な埋立地です。リゾートホテル計画が頓挫してからゆうに10年以上が経過し、今何があるかといえば、だだっ広い公園です。
地元民が、釣りをしたり、夕日を眺めたり、朝夕の涼しい時間帯には、ウォーキングをしたり、犬の散歩をしたりと、市街地に近い割にはのんびり長閑なところです。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:中 宮古島まもるくん巡り
宮古島署勤務の巡査部長、宮古島まもるくん。島内各地の交差点になどで公務遂行中。最も遠い勤務地は多良間島です。
わざわざ車を駐めて記念写真を撮る人も見かけるほどの人気者です。今も売っているのか分かりませんが、公式ガイドブックなるものも存在します。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:中 上地の湧水地
富士山麓か、南アルプスか、みたいな爽やかな場所が何と宮古島にありました。
赤名宮・沖縄製糖より道1本陸側の、「エコパーク宮古」の近くに橋が架かっている場所があり、川沿いを海に向かって少しだけ歩きます。見ていてとても気持ちのいい場所です。「だから何なの?」と改めて問われれば、答えに窮するのですが・・・(でも、オススメはしません。)
※ なお、エコパーク宮古は、元は環境省が金を出した、バイオエネルギーの社会実験施設だったように記憶しているのですが、いつの間にやら、「低炭素社会システムの構築を目指す島嶼型の取り組み等、パネルや動画を使って解りやすく展示紹介」する、市の施設になっていました。
そうすると、エコパーク宮古自体がサブカル観光名所ではないか、との疑問が湧くところですが、市民が、ホイホイとそこいらにゴミを捨てる現状は、ゴミを燃やさないという点では低炭素社会であり、これはアンチテーゼではないかと考えるとき、この施設はサブカルどころか、社会に一石を投じたものと評価すべきではないでしょうか。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:高 井戸巡り
川らしい川のない宮古島では、かつては、生活用水のすべてを井戸水でまかなっていました。
「大和井(やまとがー)」など「○○井」と呼ばれる井戸が、何箇所か史跡として整備・保存されています。ほとんどが、草ボウボウの湿った場所にあるので、虫除けスプレーは必須ですが、往事の島民の苦労を偲ぶ貴重な場所でもあります。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:高 仲原(なかぱり)鍾乳洞
以前、Googleマップで検索不可能と紹介しましたが、地図上には出ていませんが、検索入力すると、検索可能だということが判明しました。
宮古島観光ガイドには、相変わらず載っていません。
宮古島では、陸上からアプローチできる唯一の鍾乳洞です。入場は有料です。内部は撮影禁止です。
宮古島に10回以上行ったという人でも、ここに行ったという人は、まず居ないと思われます。(でも、オススメはしません。)
サブカル度:特 この看板を探せ
宮古島サブカル観光名所といえば、この看板の右に出る者はいません(当ブログ比)。
写真に撮れば、即SNSに投稿できます。「宮古島の言葉ってさぁ~」などとドヤ顔で自慢もできます。(でも、オススメはしません。)
参考までに「ス◦」の読み方です、サァどうぞ。
その場所ですが、国道390号線川満交差点脇の駐車場に車を駐めて、道路を渡ってください。すぐに見つかると思います。
なお、まじめな話ですが、こうした看板があるにも拘わらず、沖縄の御獄のほとんどでは、観光客、つまりよそ者が自由に入ることが許されていません。
お参りしたり、写真を撮る場合には、地元の人に聞いてからにした方がいいと思います。
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