いやぁ~ これほどまでに熱くて濃いものだとは知りませんでした。
喩えて言うならば、同点で迎えた9回裏の阪神甲子園球場のライトスタンドみたいな感じでしょうか?
第117回石垣市爬龍船競漕大会。石垣島ハーリーです。
かねてから、一度見てみたいと思っていたのですが、まさかここまで盛り上がっちゃうものだとは、夢にも思いませんでした。
到着した時は、まだ応援の舞踊なんかが行われている最中。
船の近くにはあまり人がいなかったので、ここに陣取っていれば、写真撮りやすいじゃん、なんて甘く考えていたらとんでもないことに。
競技開始近くになると、続々と人が集まってきて、あっという間に立錐の余地なし。
まもなく、最初のレース御願ハーリーが始まります。
船がロープで繋がれたまま、徐々に漕ぎ始めます。合図と共にピンと張られたローブが放たれ、ロケットスタート。
まるで、カタパルトから発射する戦闘機。
競技がスタートすると、選手と同じ衣装を着たご婦人達(いずれおばぁの人達)が、太鼓をガンガン叩き、大声で声援、というか、もはや絶叫マシーン。
なんじゃこりゃ~ 汗
想定外の出来事に頭がクラクラします。
ハーリーは、旧暦5月4日(ユッカヌヒ)に行われる海神(ウンジャミ)祭の行事として・・・いや、そんなことどうでもいいんだと言わんばかりの熱気です。
ひぇ~~凄すぎ!
本当は、場所を移動しながら、色々な角度から撮りたかったのですが、この人混みでは、とんでもない。中組も出場しているのですが、自分の居る位置からは、よく見えません。
御願ハーリーの勝者西組。周辺は、歓喜と落胆の声が入り交じり、もう大変なことに。
僅差で次点の東二組。そこまで落胆しなくても・・・
勝者の西組は、選手の子供も乗せて周辺を一回り凱旋。まるで優勝パレード。
ここまでで約15分。
終了後、そこかしこで、ガッツポーズ、ハグ、記念撮影のオンパレード。選手、家族、友達同士、何だか分からんグループまで。
いや本当にまったく。まだ、最初のレースが終わっただけなのに。
次回に続く
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