石垣島ハーリーは、旧暦の5月4日に開催されます。旧暦ですから毎年違った日になりますが、今年は、5月29日。
島の海人(漁師)が、東組・中組・西組に分かれて競います。東組・中組はさらに1班と2班に分かれるため計5組が、種目ごとに違う組み合わせで競漕します。
海人による対抗レースは、御願ハーリー・転覆ハーリー・上がりハーリーの3レース。
その合間を縫って、中学校対抗ハーリー・有志64チームよる団体ハーリー・壮年ハーリー・38チームによるマドンナハーリー・水産関係ハーリーなど、とにかく休む間もなく、レースが続きます。
海人の行事らしく、朝が早い。スタートは8時です。
ところが、選手入場のあと、あいさつやら祝辞やらが長々と続きます。こういうところも沖縄らしい。
その後、各出場チーム女性部の舞踏、
司会者というかDJみたいな人が居て、進行を努めます。
「子供達の元気な踊りを見て、逆に私達の方が元気をもらいましたね~。」って、今時もう少し気の効いたコメントないのかよ~と心の中でツッコミつつ、レースを待ちます。
御願ハーリーを経て、団体ハーリー。
会社チーム、学校の同窓会チーム、PTAチーム、外人チーム、よく聞く名前の居酒屋チームなどもあって計64チーム。
おそろいのユニフォームやTシャツを身につけ、気合いを入れます。
しかし、圧倒的に盛り上がるのは、やはり海人レース。
船がひっくり返っていますが、事故ではなく、これは転覆ハーリー。
レース中に、審判員の合図と共に、船を転覆させます。もちろん全員海に投げ出されますが、再び乗り込んで船をこぎ始めます。
これを2回繰り返す、障害競走みたいなもの。かなり過酷なレースです。
船が転覆する度に、観客席では太鼓と絶叫の嵐。
泊まっていたホテルに近い登野城漁港では、戦い終わった東二組の打ち上げ。地元の皆さんと共に盛り上がっていました。終了は夕方の6時頃。
朝8時の開始だったので、選手や関係者は、朝暗いうちから起きていたはず。
なのに、このパワーは一体どこから?よもやこれから、二次会・三次会に繰り出すなんてことは・・・
ハーリーが終わると梅雨が明けると言われています。ハーリーの翌日5月30日の、当日朝の天気予報は「曇りのち雨」。
だけど晴れたよ。スゲーな。
石垣島ハーリー。人がメチャメチャ多く、熱気を帯びまくっているので、観光客が気軽にちょっとだけ見学するのは難しいイベントみたいですが、ディープな離島ファンは、是非この熱狂を感じに行ってみてください。
自分は、ちょっと油断していました。次回は、覚悟を決めて、こちらもハイテンションで参戦したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿