2017年9月17日日曜日

ケラマブルーな慶留間島と羨まし過ぎる小学校



 日本中のビーチサイドリゾートホテルが、腰を抜かす超一等地に立地。
 しかし、これは学校です。慶留間(げるま)小・中学校。


 許可をもらって隣のゴミ置き場から撮りました。この左側が学校です。毎日校舎からこんな海を見ているなんて、羨ましすぎる。

 放課後は、ちょいとシュノーケリング?
 でも、ここいら辺の海は、流れがあるので泳ぐには適さないそうです。残念。


 ここは、慶留間島です。慶良間諸島の座間味村にあります。
 人口80人ほどの小さな島です。やや有名な阿嘉島のお隣で、橋で結ばれていますが、阿嘉島自体が、人口300人足らずのこぢんまりした島のため、ダイバー以外にはあまり注目されませんでした。


 慶留間港。かつては、他島と結ぶ連絡船が行き来する、島の要衝でしたが、今では、ダイビング船などの小型のプレジャーボートが発着するのみ。


 ですが、海は超きれい。海が綺麗で人が居ないなんて、最高じゃん!


 誇らしげに建つ、国立公園の銘板。指定されたのは割と最近です。


 こんな普通の路地から、極上の海が覗きます。


 山の上の展望台からは、色々な「ブルー」を見ることができます。


 慶良間諸島の海は、その美しさから、ケラマブルー(慶良間ブルー)と呼ばれることがあります。
 もっとも、宮古ブルーもあり、波照間ブルーもあるので、言った者勝ちみたいなものですが、まあ、どっちがどうだというのは無粋でしょう。

 とにかく綺麗な海です。


 島唯一の観光施設。旧高良家。


 集落には、こんなものもありました。「伊江村民収容地跡記念碑」。

 終戦後、米軍が占領後の戦場整理と称して、伊江島の住民を、渡嘉敷村、座間味村へ強制収容させます。

 「以来昭和21年7月まで伊江村民が座間味村民にご迷惑をかけながら耐えがたい日々を共に生きてきた苦難の歴史の地である。」

 「伊江村民が座間味村民にご迷惑をかけながら」の部分は、刺さります。
 強制的に慶留間島に連れてこられた伊江島の島人は、先住の島人に気を遣いながら、どのような思いで生きてきたのか。



 こんな天国のような美しい島にも、辛い歴史がありました。 

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