2017年9月24日日曜日

「なごみの塔」に代わる竹富島の「あかやま展望台」




 竹富島のシンボル「なごみの塔」が、老朽化のため立入禁止になって、約1年。(その経緯などについては、こちら。)
 


 これに代わる新しい展望台が出来ています。「あかやま展望台」。なごみの塔と通りを挟んで向かい側です。

 かつて民宿を営んでいた、あかやま荘の屋根に何やらそれらしきものが。


 入口。あかやま荘の建物の中を経由します。 


 一応有料です。 


 建物内に入って、すぐに出て、急な裏階段を昇って、といっても、なごみの塔に比べれば、何てことのない普通の階段です。


 これが最上部。5~6人は余裕なので、なごみの塔と比べればこれでも相当広い。


 なごみの塔(左側)を上から眺めるという初めての体験。


 去年出来たときは、200円だったのです。笑



 自由に昇れたなごみの塔とは違い、「営業時間」があります。夜間は、もちろん営業時間外。こんな光景は、もう二度と見られないのでしょうか。


 なごみの塔は、昭和28年の建築。階段の傾斜60度、ステップ幅16㎝という構造で、そもそも一般の人が利用することは想定されていませんでした。
 
 しかし、立入が制限されなかったことから、昇ってみたいと思う人が増え、いつの間にか、竹富島の一大観光名所になり、奇跡的に生き延びてきました。


 老朽化は、間違いのない事実ですが、近年、狭い場所に無理矢理大勢で昇ったり、思い切りふんぞり返って自撮棒で写真を撮ったりする危険行為が跡を絶たず、立入禁止に繋がったのは残念です。




 

 竹富島の建物は、すべて平屋ですが、竹富島憲章が出来る前に既に建っていた、築30年以上の2階建ての家が少しだけあります。旧あかやま荘もその一つ。
 その上に、建築物とは言えない工作物でしょうが、展望台を造ることに、島内でも賛否があるようです。

 そしてあかやま荘自体も、古い建物のはず。あかやま展望台が長期間続くとも思えません。


 Googlemapで目測すると、なごみの塔とは20㍍くらい離れているので、マニアックな目で見ると、多少景色が違います。
 

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