2023年10月2日月曜日

アクセスし易い秘境 西表島星立海岸2023

 


 秘境は、山奥とは限りません。

 秘境とは、「様子が世に知れていないため神秘的な感じのする所」という意味だそうですが、そういう意味では、秘境の資格?があると思われる、西表島星立(干立)海岸です。

 星立海岸は、今年の夏も、相変わらず秘境のままでした。




 星立の集落は、お隣の祖内集落と共に、西表島でも歴史のある地区で、毎年旧暦10月前後の「己亥」の日に行われる 節(しち)祭は、国の重要無形文化財です。




 歴史とは関係なく、ヤギが不思議な姿勢で昼寝していました。




 さて、星立のビーチに戻ります。

 湾状になっているためか、とても穏やかな海です。沖に向かって泳いでいってもなんの問題もなさそうですが、何しろ人がいないので、ちょっと不安になります。

 泳いでいる人がいないだけでなく、浜辺を歩いている人、砂浜で海を眺めている人にも出会いません。
 



 西表島の海特有の事象ですが、マングローブの葉っぱや、花芯?花弁?といったものが波打ち際に打ち上げられています。

 砂の色も、他の沖縄のビーチに比べると、若干茶色がかっています。これは、浦内川から運ばれた陸砂が堆積しているためです。


 島の大部分がジャングルである西表島は、色々な意味で異彩を放っています。




 西表島に渡る観光客の大半は、ダイビングだの、カヌーだの、トレッキングだの、何らかのアクティビティーをすることが主目的です。

 「写真を撮りにきた」と言うだけで「珍しいですね」と言われるこの島では、無名のビーチでのんびり泳いだり遊んだり、という人は皆無なのかも知れません。

 よく考えたら、もの凄く贅沢なことですよね。




 アクセスは、本当に簡単です。

 メインの県道から、100メートルほど集落の中を通って行くだけ。平坦な道なので自転車でもOKです。

 集落内には、ホテル1軒と、あと、分類困難な宿泊施設が2棟ありますが、それでも、ビーチに人は誰もいません。




 西表島で入島制限を計画していることは、2回前の記事でお伝えしましたが、ここにいると、入島制限がなんで必要なのか分からなくなります。



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