泣く子も黙る、下地島北西端の海。通称17END。
綺麗な海がてんこ盛りの宮古島周辺にあって、ここをナンバーワンに押す人も多いと思います。
17ENDへ行くには、伊良部大橋を渡って、乗瀬橋を渡って下地島に入り、道沿いに進んで中の島を通過し、通り池も通過し、終点にある駐車場に車を駐めて後は歩く、西回りコースが定番ルートになっています。
ところが、その西側駐車場は狭く、時間帯によっては、溢れた車が大量に路駐しています。
一方、東側には駐車場すらないのですが、路駐する車もホンの僅かです。
道が分かりにくいこともありますが、なんといっても歩く距離が長いので、敬遠されるのだと思います。
しかし、歩くといっても、人のほとんどいない平坦な道を、海を見ながら歩くわけですから、むしろ、絶景散策路だと思うのです。
駐車場から北方面に、右手に海を臨みながら進みます。
歩き始めのうちは、あまり眺めが美しくありません。ここいらは、伊良部島佐和田の浜の北西側に当たります。
もっとも、これで美しくないというのは贅沢な話なのですが、この先に絶景が控えているため、これでもたいしたことない、ということになってしまいます。
そして、少し歩けばご覧のような、「ザ・17END」の海が。
空港の吹き流しも東側にあるのです。
お馴染みの下地島空港の進入灯です。東側から見ています。
ここが最北端です。西回りで来る大半の人はここまででお終いのようですね。
ここで待ち構えていると、こんな光景が。
これは、航空マニアにとっても、垂涎のシーンです。スマホカメラではなく、バズーカ砲のような超望遠レンズで待ち受けている人も見かけます。
17ENDと普通呼ばれていますが、元々は滑走路の呼び名(Runway #17)から来ています。
下地島空港の北西端にあるこの海は、とても綺麗なことで知られていますが、空港建設によってできた場所なので、名前がありませんでした。
今では、17ENDと言えばここいら一帯の海を指す言葉として定着しています。
ところで、通常の西回りコースも問題は駐車場だけなので、以前にもご紹介しましたが、朝少し早めに行けば大丈夫です。
駐車場対策というよりは、皆があまり見ていないもう一つの17ENDはいかがですか、という趣旨でご紹介しました。
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