2024年2月8日木曜日

西表島の地味絶景 前泊浜(祖内浜)

  


 島の大部分がジャングルに覆われている西表島ですが、北西部には、ほとんど無名の穏やかなビーチがあります。

 一応名の知られているのは、月が浜ですが、その南側にある、白浜、その手前の祖内、星立の各集落には無名のビーチが点在し、それらは一般にイメージされる西表島とは似つかない地味絶景です。




 今回ご紹介するのは、祖内(そない)集落の前泊浜です。そう聞いても「知らん」という人が圧倒的に多いと思います。

 自分も今回の記事を書くに当たって調べたら、こんな名前が付けられていることを知りました。

 そもそも、車で走っていて駐車場があったから車を駐めて海を撮ったら、意外といい感じだったというレベルです。

 場所は、西表漁港(祖納港)の北側(海に向かって右手方向)です。祖納港は町管理の小さな港ですが、ちょっとした公園になっています。
 
 


 ここいら一帯は、西表島自体が入り組んだ複雑な島の形になっている上、小島があるため、波が穏やかです。




 穏やかなので、波打ち際のすぐそばにも木が生えています。




 西表島のビーチの砂の色は、白砂と言っても、他の沖縄の島々とはちょっと違います。サンゴのかけらのほかに、浦内川から運ばれた川砂が混ざっているからでしょう。

 海の色が、沖縄で見慣れたコーラルブルーとは少し違うのも、底にある砂のせいでしょう。

 木目の細かい、素足で歩きたくなる砂浜です。
 



 ビーチの終点?みたいな場所。
 宮古・八重山の島々でよく見かける隆起サンゴではなく、堆積層が露出しているのも、西表島の特色です。

 ブラタモリで解説してほしい。



 「まるまぼんさん岩」という名付けられた小島です。丸いからという理由だそうですが、何処にでもありそうな岩なのに。



 しかし、この地区には。「まるまぼんさん節」という民踊があって、これはその歌碑です。
 「まるまぼんさん節」は、沖合に浮かぶ小島でシラサギが羽を休める様子や、田んぼから人々が舟を漕いで戻ってくる様子が唄われているそうです。

 なんかあまりにも素朴すぎて、却って新鮮です。「まるまぼんさん岩」自体に、何か由来や由緒があるのかも。





 西表島に来る観光客の大半は、ダイビングやら、カヌーやら、トレッキングなどのアクティビティを目的としているようなので、静かなビーチを散策するということはあまりないのかも知れません。
 

  
 西表島の地味絶景ビーチ。

 ジャングルだらけの島に、平坦で山がない宮古島よりも静かでノンビリしたビーチがあることは、ちょっと不思議な気もします。





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