2021年5月22日土曜日

竹富島東港プラスワンの綺麗な海




 船が港に着いて、乗客が下船を始めると、目に飛び込んでくる美しい海に「うわ~」という歓声が上がります。

 ここは竹富島の入り口、竹富港(東港)です。


 おそらく竹富島に初めて来た人達なのでしょう。ついつい、「ドヤっ、綺麗だろう!」なんて自慢したくなります。笑



 でも、そこまで。

 竹富島に来た人は、早々に水牛車観光や、貸し自転車屋の送迎車に乗り込んでそそくさと出発してしまいます。

 しかし、この港の北西側(海に向かって左側)にも美しい海が広がっているのです。



 護岸に沿って歩きます。船を降りて数分歩くだけです。港からずっと綺麗な海が続いていますが、ここまで来る物好きはほとんどいません。

 その船が石垣島に向けて出航すると、音もなくなります。微かな風の音と、ホンの小さな波がチャポチャポしているだけ。

 竹富島とは思えない別世界です。




 こちらは、港から少し離れた南東側から竹富東港とその先を撮ったもの。海の色が違っています。




 そこから振り返って、反対側を撮りました。逆光線に輝く海と、釣りをする親子でしょうか。こちらもノンビリ感が漂います。



 

 竹富島の海といえば、コンドイ浜です。
 竹富島のみならず、八重山を代表するビーチです。
 たまたま、去年はコロナのせいで人が少なかったのですが、以前は人も多く、賑わっていました。

 2年前までは大騒ぎだったリゾートホテル計画も、今は動きが止まっているようです。





 コンドイ浜や、お隣のカイジ浜に比べれば、実用一点張りの港とその周辺は、観光ガイドで紹介されることもありません。

 船の発着前後の数分間だけ賑わって、あとは静けさに包まれます。でも、海の色はとても綺麗です。





 「港の海がいきなり美しい」というのは、当ブログでずっと取り上げているテーマですが、この竹富島東港も当然その中に含まれます。
 以前、当ブログでもご紹介しました。

 そして、さらに港の海のすぐお隣の海もこれまた美しいので、時間に余裕をもってゆっくりすることをお勧めします。

 竹富島は、花咲乱れる伝統集落が一番のウリなのでしょうが、そのほかにも、まだまだ見逃されているビューポイントがありそうです。






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2021年5月18日火曜日

沖縄のティラジャーハンター

 

 あの日の夜、ヤツはこの島にやって来た。

 ヤツは、普段は石垣島を拠点に堅気の仕事をしている。だが、ヤツのもう一つの顔は、トレジャーハンター。人呼んで”狩猟者(ハンター)B”。





 朝、ホテルの支配人と私は、島内でBの示した条件に合致する場所を探していた。

 「その条件に合うのは、N浜崎です。」
 「よし、そこに行け。時間は9:45だ。」

 私は、命じられるままに、N浜崎に車を飛ばした。Bは車を降りると素早く身支度を調え、N浜崎の美しい海へと消えて行った。



 だが、獲物(ターゲット)は見つからなかったようだ。

 Bは、直ぐさま猟場(ポイント)の探査を開始した。スマホを見詰めるBの目が光った。「すぐに車を出せ。T 漁港横の海岸だ。」

 20分ほどで漁港の駐車場に到着した。Bは車を降りるや、直ちに海岸に向かった。



 「だめだ、盗(や)られていた。」

 誰かが先にお宝(トレジャー)を根こそぎ持って行ったらしい。もうダメなのか。

 ここで、Bの鋭い嗅覚が働く。「 I ギャーの西だ。急げ!」 だがこの時、既に干潮時刻を過ぎていた。刻一刻と潮が満ちてくる。時間がもう無い。



 数十分後、海にいるBから指令が届いた。「用意したアレを持ってこい。」 
 アレが必要になったということは、ついにお宝(トレジャー)を見つけたということだろうか。

 Bは、重そうに獲物(ターゲット)を海中から引き揚げた。


 
 「これが、狙っていたトレジャーですか?」「何を言っているんだ。ティラジャーだ。」





 ティラジャーとは巻き貝の一種。島人が好んで食べる珍味です。

 沖縄ではティラジャーと呼ばれますが、一般にはマガキ貝、地方によってはコマ貝、チャンバラ貝と呼ばれているようです。
 沖縄のほか、鹿児島県、高知県など、温暖な海に面した海岸に生息します。


 ティラジャー下茹で中。海水で茹でるのがポイントだそうです。




 珍味のお相伴に与ることができました。

 コリコリした歯触りと、さっぱりしているけれど、噛みしめると微かな甘みと旨味が広がる独特の食感。

 採り立ての新鮮であることに加え、調理自体も上手いのでしょう。こりゃはまるわ。自分的には、日本酒のお供に最高!てな感じでした。



 ティラジャーの潮干狩り、貝拾いは、島人のお楽しみ。でも、難易度は高いらしく、どこにでもいて、誰でも捕れるというわけではなさそうです。

 また、場所によっては、漁業権により一般の人が捕ることが禁止されている場合があります。
 石垣島、西表島の国立公園内の一部区域でも採取が禁止されています。

 海岸入り口に看板が立っている場合などは、注意書きをよく読んでください。




※ この話はフィクションです、というほどフィクションではありません。


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2021年5月14日金曜日

下地島の激変ビーチ 中の島(カヤッファ)

 


 「昔は○○だった」、なんていう話を当ブログでも時々書いてしまいますが、それにしても、昔と比べてここは、本当ぉっっっ~に変わったんです。

 いや、昔ではなくホンの数年前、ほとんど人が来なかったビーチに、今や駐車場が溢れかえるほど泳ぎに来る人が激増したのです。

 何で変わったのかといえば、伊良部大橋開通以外に理由が思い当たりません。

 下地島の中の島です。地元ではカヤッファと呼ばれている場所です。 
 


 
 駐車場にぎっしり車が駐まっていて、さらに路駐の車も。ここを通過するのは神経を使います。




 伊良部大橋開通で変わった場所。ビーチ部門の第1位は、絶対にここだと思います。

 以前は、誰もいなくて、地元の業者しか知らない場所でした。
 その後口コミで徐々に知られることになったのですが、駐車場はおろか、何も目印が無く、ショップの車が路駐しているのを目印に場所を探していたほどです。 




 道路から、足場の悪い段差を降りていくと、綺麗と言えば、まあ綺麗な海ですが、他に極上のビーチが点在する宮古島周辺では地味ビーチです。




 そこに人が集まる理由は、実は、中の島はシュノーケリングポイントなのです。




 以前と比べると珊瑚も熱帯魚も減ったと言われますが、人が激増した割にはそれほど荒れていない、とも言えると思います。
 



 コロナ以前は、全体に観光客が増えていた宮古島周辺ですが、ここは、特別に人が増えました。せっかくだから、伊良部大橋を渡った先で遊びたいというノリなのでしょうか。

 ただ、西側に面しているシュノーケリングポイントは、宮古島周辺ではあまりなく、東風が強いときに比較的安全に遊べる場所としては重宝されているようです。


 ここは、深い所にある珊瑚が多いので、素潜りは得意でないという人は、干潮時間帯を狙って行った方がいいと思います。




 カヤッファというのが、元々の地名なのだけれど、誰かが分かりやすく中の島と名付けたらそれが定着したのだとか。

 余計なお世話ですが、池間島のブロックビーチとかロープ海岸というネーミングの方が、秘密の場所っぽくてセンスあるように思うのですが。笑



 

 ハマクマノミ。

 上と下の魚は同じ種類のはずですが、上のコは、海面近くでブイブイいわせていたので、すっかり日焼けしてしまいました。

 というわけではなく、黒化現象と呼ばれるもので、これは、共生するイソギンチャクと関係するらしいのです。

 でも、このように赤・黒揃っているのは何故なのでしょうか。




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