明かりが少なく、空気が澄み切った沖縄離島の夜。
晴れれば、低地でも満天の星空。思わず写真を撮りたくなりませんか。
そんなわけで、星空の写真を撮ってみました。
暗い夜空の写真を撮るのは、とても難しく、未だに試行錯誤で試作品のレベレですが、そんな中からちょっと良さそうなものをご覧いただきます。
ポイントは、ただの星空ではなく、「沖縄で撮った」星空。沖縄らしさを表現するためには、一緒に写す沖縄らしい前景が必須です。
こちらは、ご存知竹富島のなごみの塔。
この周辺は、街灯があって結構明るいのです。星空に合わせて長時間露光すると、なごみの塔はまるでライトアップされたみたいに明るく写ります。
もう少しカメラを退いて撮るとこんな感じ。なんか不思議です。
そのなごみの塔に登って、撮影しました。
こちらは、小浜島細崎の海人公園。冒頭の写真も同じ場所です。
真っ暗で、懐中電灯なしではとても歩けない所ですが、こうしてみると意外に明るいですね。
こちらは、その写真を撮った時に泊まった宿。入口辺りです。これは、オーナーが気に入ってくれたのでお送りしてあります。
星空風景の撮影は、カメラを三脚に固定し、露出時間(シャッタースピード)は、20秒~30秒、ISO感度は3200~6400、絞りはf2.0~3.5位で行っています。
レンズは、広角24ミリ相当を使っています。
これだけ露光が長いと、三脚を使ってもぶれてしまうことが多く、また、自分のカメラの性能の限界もあり、まだまだ、大伸ばしできるような作品は撮れませんが、色々チャレンジしています。
こちらは、宮古島与那覇湾。水平線の方が明るいのですが、これでも日没後1時間位経っており、見た目は真っ暗なのです。
線のように写っているには、多分人工衛星。20秒くらいでこれだけ移動したようです。
本格的な天体観測には、高地の方が適しています。海抜ゼロメートルの場所は、標高千メートルの場所に比べ、千メートル分の空気の層を通して空を眺めることになるわけですから、標高が高ければ高いほど観測には有利です。
しかし、沖縄離島は、海辺でも綺麗に星が見られます。都会と比べて空気が澄んでいるからだと思います。
星そのものに焦点を当てた本格的な天体写真はとても無理ですが、沖縄の風景としての星空写真は、まだまだ新しい可能性がありそうです。
星空撮影の敵は悪天候。でも、それ以上に気をつけなければならないのは、ビールと泡盛。飲み過ぎると、もうめんどうになって「明日撮ればいいや」を繰り返すことに・・・
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