2016年5月23日月曜日

宮古島で雨に降られたら・・・の補足


 「宮古島で雨に降られたら何をすればいい?」という記事を、2年半ほど前に書いたのですが、今回その補足というか、実際に雨の日に酒蔵見学をしましたので、それをレポートしておきます。


 今回行ったのは、多良川酒造(株式会社多良川)。宮古島の南部です。
 予約なしでいきなり行きましたが、OKでした(詳細は、同社のサイトで確認してください。)。


 まず、多良川の製造工程のビデオを見ます。15分くらい。
 その後、工場見学ができる時もあるらしいのですが、この日は、泡盛の洞窟貯蔵庫に案内されました。
 

 暗いジメジメした洞窟内に、委託されて大量に寝ている瓶の泡盛。

 
 電球の傘についた、黒い埃のような物体は、黒麹菌です。洞窟にには、多良川の麹が棲んでいます。
 この、ぷーんと鼻につく麹の香りが刺激的。
 先ほど見たビデオで、米が麹により発酵する様子が思い出されます。多良川を造るのは、この黒麹なんですね。


 ゆっくり話も聞け、正直、思ったより楽しい時間でした。
 沖縄好きというより、酒好きの人にはちょっといいかな、という感想です。
 今宵、泡盛をじっくり嗜みたくなりました。

 酒に詳しい人、日本酒の造り酒屋などを見たことがある人は、泡盛って、大量生産するんだな、という感想を持たれるかも知れません。




 ついでに、もう一件、行ったのは晴れている時でしたが、併せてご紹介。
 仲原(なかぱり)鍾乳洞です。


 宮古島で鍾乳洞は、ここと保良泉鍾乳洞(パンプキンホール)しかありませんが、パンプキンは、海からしかアクセスできないので、雨の日でも行けるのはここだけ。

 
 洞内の写真撮影は禁止だったので、ここまで。

 入場料500円。
 入ってみた感想はというと、う~~~~~~~ん。

 縁結びのパワースポットなんだそうです。それを信じて行ってみるかどうかですな。

 場所は、旧城辺村の仲原地区。宮古島の一番南側を走る県道235号線と、国道390号線の間。県道に小さな案内表示があるので、それを頼りに行きますが、かなり分かりにくい。

 ガイドブック宮古島にも出ていない、GoogleMapでも検索できない謎の鍾乳洞。
 ここに行ったことのある人は、宮古島フリーク・カテゴリー5クラス。でも、そう言われると行ってみたくなりません?笑

 


 「雨の沖縄」というキーワードで検索をかけると、沢山のサイトがヒットしますが、「雨だって大丈夫、楽しいことがいっぱいあるよ。」的な、前向き?な案内が多いようです。

 でも、綺麗な宮古の海で泳ぐつもりだった、ドライブを楽しみにしていた、という人にとっては、ハッキリ言って、替わり得る遊び方はありません。
 
 晴れていれば海遊び優先だけれど、この際だから、気になっている○○へ行ってみようかな、そんな感じの場所があれば、それこそこの際ですので、行ってみてください。
 でも、自分自身が、あまり乗り気でないことを、無理してする必要はありません。
 何もしないで、天気の回復を待つか、捲土重来を期す、というのもまた雨の日の過ごし方です。



 さらに言えば、島の天気予報は当たらない、とは誰でもが言うことなので、諦めるのはまだ早いかもです。
 気象台が晴れを出しても、ウエザーニュースは雨の確率60%、NHKと民放じゃ予報が違うぞ、なんてこともザラです。
 しかも、島の天気は変わりやすい。
 台風が近づいているのに、天気図では前線が島の真上にあるのに、イレギュラーに晴れた、などということも、たまにあります。

 そこで、天気予報そのものではなく、気象庁が発表している、「気象衛星画像」や「レーダー・降水ナウキャスト」の、リアルタイム情報を見て天気を読んで、行動の参考にしてください。
 島の、おじぃ・おばぁ、海人や農家の人は、風や雲の動きで天気を判断しています。
 
 せっかく晴れてきたのに、飲んだくれて寝ていた、なんてことにならないように・・・ま、それはそれで楽しいかも知れませんが。

  

 なお、大元の「宮古島で雨に降られたら何をすればいい?」の記事は、こちらから。

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html




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