2017年7月26日水曜日

失敗しない沖縄風景写真の撮り方 花編Ⅰ




 失敗しない沖縄風景写真の撮り方。海編に続いて、今回から花編です。

 そもそも花って綺麗ですよね。
 沖縄らしい原色の花は、青空や海に映えます。
 それで、わぁ~きれい!とばかりシャッターを押したけれど、後で見たら、大したことなかった、今イチだったということがよくあります。

 花を撮るときは、慌ててシャッターを押さず、まずじっくり観察してください。これに尽きます。



 まずは、こちらをご覧ください。青空と青い海をバックに咲くハマユウ。これを見つけたとき、とても綺麗に見えたのです。
 しかし、よく見ると、花びらの枯れた部分が汚い。


 それで、花びらが綺麗に揃ったハマユウを探しました。これならば、写真として鑑賞に堪え得ると思います(ただし、よ~く見ると左側に葉っぱのようなものが1本。これがなければもっとよかった。)。

 
 花というものは、第一印象は無条件で綺麗です。それで、思わずカメラを向けるのですが、撮って後から見ると、花にちょっとでも枯れたり傷ついた部分があれば、どうしてもそこに目が行ってしまうのです。

 花の形が綺麗に整っているか確認し、そうでなくても、撮りたくない部分を隠すようなアングルがないか探してから、シャッターを押すといいと思います。
 どうしても無理、というケースもありますが、ちょっとの工夫でグッとよくなることもあります。



 こちらは、花の左奥に、萎んだ花が写ってしまいました。
 百合系の花は、一つの茎にいくつかの花をつけますが、咲き終えた花が、萎んだまま散らずに残ってしまいます。
 この写真は、奥の雑草の穂もうるさい。撮る前のチェックが甘かったようです。

 花の右方向に回り込み、下から見上げるように撮れば、邪魔物を隠せたかも知れません。


 アザミを、海を背景に撮ることが出来ました。しかし、肝心の花がゴチャゴチャしています。下の方に枯れた花も。
 背景を海で抜く事に気を取られ、肝心の花に注意が向かなかった失敗です。



 せっかくツマベニ蝶がハイビスカスに止まってくれたのに、花に傷が。惜しい!蝶に、もっと綺麗な花に止まってと頼むわけにもはいかず・・・
 ハイビスカスの花は、汚く枯れることはないのですが、時々花びらが虫に喰われます。


 雨に濡れた八重咲きのハイビスカス。いい感じですが、枯れ枝が絡まっています。可能ならば、この枝を取り除きたいところ。


 バナナとアラマンダ(有明葛)。色彩的にも綺麗で南国情緒を彷彿させますが、茶色の枯れた花が、アラマンダに重なって気になります。


 反対側に回り込んで撮りました。見たくない部分が上手く隠せました。



 花一輪ではなく、数多くの花が咲いているシーンとなると、さらに難しい。
 画面の中に、バランスよく花が咲いていてくれないと、散漫な写真になってしまいます。


 赤いサルスベリの花と黄色いアラマンダの花に、青空と緑も加わり、とても綺麗で思わずシャッターを押しました。
 が、改めて見ると、主題が不明確で、何を撮りたいのだか分からない写真になってしまいました。少なくとも右下の1/4は全く不要です。



 ランタナです。ピンクと黄色が揃って色は綺麗ですが、ただ撮っただけの散漫な写真になってしまいました。左の枝も邪魔です。



 アサガオ系の花が、まとまって咲いていました。何も考えずに撮ったら、真ん中やや右寄りに萎んだ花が写ってしまい、全体に美しくありません。


 グッと寄ってみて、ほぼ咲き揃っているところでフレーミングしました。花びらが濡れている感じもよく出て、上の写真よりは、気持ちよく見られると思います。



 テンニンギク。この花は、次々と花びらを散らすので、咲き揃うことがまずありません。綺麗に咲いている花を選んでアップで撮るしかないようです。



 青空にひまわり。花はいっぱい咲いていますが、バラバラで揃っておらず、インパクトに欠けます。 


 そこで、一輪の花に迫ってみました。花が咲き揃っている訳ではありませんが、インパクトは出せたと思います。



 花は、逃げないので、どこからどう撮るか、ゆっくり考える時間があります。

 花を撮るときに、いきなりシャッターを押さず、一呼吸置いてまず観察してみる。
 これだけで、確実に一歩、いい写真に近づきます。花の写真を撮る際に、是非心に留めて置いてください。

 次回も、花編の続きです。その他の失敗例です。



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