2018年12月25日火曜日

回顧沖縄ひとり旅2018 独りじゃないひとり旅



 「今日から宮古島に移住しました。」なんて、初めて会った人に言われてビックリ!

 「嵐」もあったけど、沖縄ひとり旅。今年も沖縄離島には、美しい海と様々な出来事と色々な人が待っていてくれました。




 宮古島の民宿にて。
 どう見ても元は普通の住宅であっただろう建物の、どう見ても普通の家の食堂でオリオンビールを飲んでいたら、どう見ても普通のオッサンご高齢のひとり旅の方が、「今日から宮古島に移住しました。」なんて言いだして、ビックリ。

 聞けば、バブリーな伊良部島で、タクシー会社の知り合いから人手が足りないから来てくれと頼まれ、やってはきたものの、バブリーな宮古島は賃貸アパートの空きがなく、当面は、安宿に長期滞在しながら空室がでるのを待つのだとか。

 それにしても、初対面の人が、今日からの移住者なんて凄すぎる。もちろん、その場で乾杯しました。


 ひとり旅の人増えていますね。
 統計を取っているわけではありませんが、10年前より明らかに増えています。

 ひとり旅のスタイルも、バリエーションに富んでいます。
 旦那を置いてひとり旅女子とか、奥さんと合流するまでひとり旅男子とか。
 友達と現地集合なひとり旅派も増えています。
 
 実は、自分も7月に宮古島で、10月に黒島で、知り合いと現地で合流しました。知っている人と、日本の果てで会うと思うと、楽しさ20%増量中です。




 竹富島では、多分今まで会った中で最年少ひとり旅、19歳という人もいました。
 水着を持ってこなかったので、一旦石垣島に戻って水着を買いに行こうかどうか迷っているとか。

 夏の沖縄に来るのに何で?「だって、こんなに海が綺麗だとは思わなかったんです。」


 イーザトとか美崎町で、おねーちゃんのいる店巡りを楽しみにしているひとり旅の人にも会いました。

 「大阪より全然安いすっよ。」って、そーいう問題じゃねーだろ。
 
 
 今年一番のビックリなひとり旅は、八重山の某島に長期滞在中の看護師さん。
 登山家で、アラサー30台にして、日本百名山はすべて制覇。海外の山も、6千メートル級の山までは登ったことがあるとか。
 
 でも、見た目スレンダーで、華奢。むしろ、黒のパンツスーツで、東海道新幹線で日経新聞でも読んでいそうなイメージ。

 しばらく島にいて、お金がなくなったら帰って、また仕事を探すんだとか。
 「看護師は、何処に行っても仕事はあるけれど、大病院に採用されるには、それまでのキャリアが重視されるので、こんな生活をしていては無理。」なんて言っていましたが、宵越しの金は持たないみたいな豪傑です。

 世の中、凄い人がいます。




 もちろん、ひとり旅以外の人とも、楽しく過ごさせてもらいました。

 黒島の民宿にて。
 6月下旬、この宿の常連さん3組が、日程が被るように調整して来島していました。

 どれ程の常連かというと、部屋の扉を開けっ放しにすると風が抜けて気持ちがいいので、開けっ放しでも部屋の中が見えないよう、わざわざカーテンを持参して泊まりに来る、というほどの常連さんです。

 午後3時頃、庭の木陰のベンチに、皆さん缶ビールを片手にご参集。なんか滅茶滅茶贅沢な時間を過ごしていますなぁ。

 お誘いいただいたのですが、あ、いや、ボクは、まだ写真を撮りにいって、その後シャワーを浴びて・・・あ、でも、そうすか・・・プシュッ!
 お付き合いですから。心ならずも ♪
 




 2018年今年の一皿、というか今年の一丼。前にも紹介しましたが、宮古島はるおばあ食堂の「骨汁」。

 2年前、地元の人が注文していて美味そうだったので、次はこれを頼もうと思っていたところ、去年は注文したら品切れで、2年越しのご対面となりました。

 見た目はチョット、ですが、とにかくスープ、いや、汁が旨い。この汁で、大根を煮込んで日本酒を飲みたい。
 さすが沖縄。豚の扱いには一日の長があります。



 最後に、どうでもいいけれど、忘れられないエピソードを2つ。

 11時半頃に羽田を発つ宮古直行便。機内で昼食を食べるのにちょうどいい時間帯です。

 空港内売店で、いつもは、食べやすいサンドイッチなどを選ぶのですが、この日は、何となく気分で、崎陽軒のシウマイ弁当(注:焼売をシウマイというのが崎陽軒流です。)を買ってしまったのです。

 新幹線と違って、狭くて揺れる機内では、駅弁系は食べるのに気を遣いますが、まあ、ほかにすることもないし、丁寧に時間をかけて食べれば問題ないだろうと。

 ところがその日に限って、台風の影響を受けて特に激しい揺れが。離陸後、リクライニングとテーブルの使用がOKになっても、シートベルト着用サインは消えず。

 その状態で、弁当の包みを解いて、蓋を開けてみたものの、揺れるのでなかなか食べられない。それどころか、蓋をして手で必至に押さえる羽目に。

 周りを見渡しても、こんなことやっている人はおらず、かなり恥ずかしかった。やっぱり、次回からは、片手で食べられるカツサンドくらいにしておこう。


 「揺れましても飛行の安全には影響ありませんので、ご安心ください。」とアナウンスがありましたが、お弁当の安全には多いに影響がありました。
 どれ位揺れたかというと、危なっかしくてシウマイに醤油がかけられな位の揺れです。


 もう一つ飛行機ネタ。
 座席が離れてしまった親子に席を替わってあげたら、お母さんから「ほら○○ちゃんからもお礼を言いなさい。」みたいな展開に。

 そうしたら、見た目4~5歳くらいの男の子が、緊張しまくりで、蚊の鳴くような声を振り絞って「ど・う・も・ありがと

 ごめんね。思わず爆笑しちゃったよ。そんなに怖いおじさんに見えた?


 


 台風もあったけど、お約束の飛行機トラブルもあったけれど、でも、やはり楽しかった2018年の沖縄旅行。来年も、楽しいことが待っていますように。

 当ブログをご覧になっている方と、現地でお目にかかれる、なんてこともあるでしょうか。



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