沖縄タイムスに、「宮古島バブル」という記事が出ていました。
伊良部大橋開通、下地島空港旅客化、20年度にはクルーズ船バースが完成、ホテルの建設ラッシュに自衛隊がらみの公共事業もあって、何だか大変なことに。
こうなると、誰しも、「宮古の海は大丈夫なのだろうか」と心配になるはず。
そこで、以前はどうだったのだろうかと、2003年から2005年にかけて撮った、宮古島と周辺離島の写真を引っ張り出して並べてみました。
15年前の宮古の海をご覧ください。
まずは、前浜から。最近は人が増えて、前浜港周辺など目も当てられない時がありますが、海自体は当時も今も美しいままです。
一方、こちらは貴重なシーン? 東平安名崎から眼下の海(西側)を望遠レンズで撮りました。青い魚はイラブチャー(青ブダイ)だと思います。
この場所は、崖崩落のため、現在は近寄れません。
もし、こんな光景がもう見られない、なんてことになっていたら、かなりヤバイ。先日も、「宮古島楽しかった、クマノミ捕った。」という投稿がSNSにあったそうです。
宮古島新城海岸にて。
来間島のムスヌン浜(もしかしたら長崎浜だったかも)です。この木はもうないでしょうが、海は健在です。
来間大橋からの眺め。今は正面に伊良部大橋が見えますが、海の色は、全く変わっていません。
池間島の西側。こちらも今だと、左端の方に伊良部大橋が見えているはず。
伊良部島の渡口の浜。ここも訪れる人が増えましたが、細かい砂の美しいビーチは、以前と同じです。
自分が行き始めてから、約15年。色々変わってしまった宮古島。でも、こうして以前の写真を並べてみても、海の色は今も変わっていません。
宮古の海は健在です。
観光客数が、現在進行形で激増中の宮古島。自分も何度も行っているくせに、観光客が増えるのを嘆くのは、まあ、ワガママなんでしょう。
でも、この海を守るべきだ、というのは当然の主張だと思っています。この宮古の海が劣化したら、誰も宮古島には行かなくなるでしょうから。
陸上から見た海は美しくても、海中の珊瑚は大丈夫でしょうか。珊瑚礁がなくなれば、いずれコーラルブルーの海が、内地で見慣れた海になるかも知れないのです。
この15年間で、一旦無くなってしまったけれど、復活したもの。絶景の中を突き抜けてやって来るジェット機。下地島空港のタッチ&ゴー。
ただ、タッチ&ゴーが、タッチとゴーになっちゃいますけれど。
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