令和最初の夏が、もうすぐ沖縄にやって来ます。
日本で最初に梅雨が明け、夏の太陽が輝くのは、もちろん沖縄地方。平年だと6月23日です。
ですが、当ブログでは、2019年、令和元年の宮古・八重山地方の梅雨明けは、6月上旬だと予想します。
何を根拠に? いや、まあ、何となく・・・でも、全く根拠がないわけでもないのです。
石垣島では、「ハーリーの鐘が鳴ると梅雨が明ける」と言われています。
ハーリーとは、海神祭に行われる爬龍船競漕大会のことで、沖縄の各地の漁師町で行われる、大漁祈願と航海安全祈願のお祭りであり、神事です。
海神祭は、毎年「ユッカヌヒー」呼ばれる、旧暦5月4日に行われます。
旧暦ですから、毎年違う日です。去年は6月17日、一昨年は5月29日でした。年により1ヶ月近い幅がありますが、5月中にユッカヌヒーを向かえるのは早い方です。
2017年5月30日、海神祭の翌日。朝5時発表の石垣地方気象台の天気予報では、曇り時々雨。しかし、それを見事に覆して晴れたのです。これにはビックリしました。
これは、石垣島のサザンゲート公園で当日朝に撮った写真です。
そして、その年の6月10日から13日まで、ほぼ晴れの天気だった宮古島を満喫することができました。
沖縄地方の梅雨明け宣言は、ずっと先の6月22日だったのですが、このとき既に、宮古・八重山では梅雨明け状態だったようです。
ところが、次の年の6月12日から14日までの宮古島は、ちょっとだけ晴れてすぐに曇り・雨を繰り返す、冴えない天気でした。
この年のユッカヌヒーは、6月17日。つまり、宮古島に行ったのは、海神祭の前だったのです。
こんなことがあったので、昔の人の言い伝えってスゲーと思い知ったのです。
旧暦だから、毎年違う日だと書きましたが、旧暦を基準に考えれば、毎年同じ頃に梅雨明けをし、それを新暦に換算すると、毎年違う日になるのだとも言えるのです。
内地の梅雨明けの時には、太平洋高気圧が北に勢力を伸ばし、梅雨前線が消滅しています。この頃は、俗に梅雨明け十日と呼ばれる安定した晴れが続きます。
しかし、沖縄の梅雨明けの頃は、梅雨前線が、本州辺りまで北上するものの、まだ消滅はしていません。
梅雨前線の雲は、100㎞とか200㎞とかの幅があります。高気圧の勢力のホンのちょっとの加減で、一旦北に押し上げられた雲が再び南下したりします。
沖縄には、梅雨明け十日はありません。
そもそも、沖縄の梅雨は、内地の梅雨と違い、シトシトジメジメではなく、ガァーと降っては晴れるといったことを繰り返します。梅雨明け前後で劇的に気候が変わるわけでもありません。
気象庁の梅雨入り・梅雨明け宣言も、なんか毎年、後出しジャンケンみたいだし。
ですが、やはり梅雨が明けたと聞けば、テンションも上がります。
なので、梅雨明けは、海開きと同じイベントと考えればいいのではないでしょうか。夏開きというイベントなのです。
そうすると、梅雨入りとは、「夏準備期間のため、お客さまにはご不便をおかけしますが、今しばらくお待ちください。」ですかね。
今年のユッカヌヒーは、6月6日。したがって、宮古・八重山地方の梅雨が明け、令和の最初の夏が訪れるのは、6月上旬ではないでしょうか。
沖縄本島地方も、その数日後に続くかも知れません。
自分は既に、6月17日発沖縄行きのチケットを予約済です。
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