2019年4月17日水曜日

伊良部島イグアナ岩崩落の危険について


 当ブログでも以前紹介したことのある、伊良部島の通称イグアナ岩。

 ここは、断崖から美しい海を見下ろせる絶景ポイントですが、崩落の虞があるかも知れないで、十分ご注意ください。





 これは、最近撮られた写真です。上の岩がイグアナ岩です。
 こうして見ると、非常に不安定な構造であるように見えます。
 岩の下側にあるワイヤーのように見えるのは、なんと木の根っこだそうです。根が張るほど隙間があるということでしょうか。

(写真:Hideki Matsuoさん)



 イグアナ岩は、高さ約70メートルの切り立った断崖で、海側にせり出した大きな岩がイグアナに見えるということで、イグアナ岩と呼ばれています。

 道なき道を進んで行くような場所にあり、人が近寄ることは想定されていませんでした。ガイド本などで紹介されることはありませんが、クチコミで有名になりました。

 フェンスなど一切ない危険な場所なので、「行くならば自己責任でどうぞ」という暗黙の了解がされていたようです。

 しかし、万一この岩が自然崩落すると、個人ではいくら注意を払っても、危険を回避することは困難です。


 自分の知識では、この写真をみても、物理的にどの程度崩落の危険があるのか、それほどでもないのか、本当のところが分かりません。
 いつからこうなのかも分かりません。やって来る人が増えたことで、こうなってしまったのかも知れないし、何十年も前からこの状態だったのかも知れません。

 ですが、この写真を普通に見れば、危険なのでは、と思わざるを得ません。
 


 当ブログでは、イグアナ岩に行くことに関して、以前は、慎重に行動すれば大丈夫だと考えていましたが、考えを改め、写真のような状況になっていることを承知の上で、行く行かないを判断してくださいと訴えることとし、この記事を書くことにしました。



 ここの場所の管理者(私有地ならばそもそも無断進入禁止ですが、場所が場所だけに県又は市だと思います。)が、きちんと調査をして、対処してくれることが望ましいのですが、それまでの間、「君子危うきに近寄らず」をお勧めします。


 それでも、どうしても行く場合は、従来にも増して細心の注意を払って行ってください。
 具体的には、岩の端の方には近づかないことと、コロコロと石が崩れ落ちる音がしたら、それは崩落の前兆かも知れないので、すぐさま退避することです。


 イグアナ岩に行ったことのある人は、もし、人に勧めるのであれば、その危険性も併せて説明していただくようお願いします。
 それは、いくら注意を払っても、個人では防ぎ得ない危険性についてです。




 

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