2019年6月8日土曜日

パンフレットに見るちょこっと昔の宮古島





 web検索なんてなかった頃、観光情報は、すべて紙媒体が頼りでした。

 宮古空港や、平良港には、観光案内や宿・ショップの宣伝用のちらし、パンフレット、リーフレットが、山積みされていました。


 だいぶ捨ててしまったけれど、残っていたパンフレット類の中から、大昔ではない、ちょこっと昔の宮古島を探し出してみました。





 伊良部島観光ガイド。
 発行者は、宮古島市ではなく、伊良部町役場となっています。伊良部大橋なんて、夢のお話だった頃です。




 オーシャンハウスinさしば
 コテージのような宿泊施設ですが、その後敷地内に、下地島コーラルホテルも開業しています。
 当時のウリは、「国内唯一のパイロット訓練空港施設管理会社が運営」だったのですが、旅客化がなった今年も、ホテルは相変わらずあります。




 今は無くなってしまったユースホステル。
 ユースホステルという施設は、長いこと飲酒禁止だったので、宮古島にあったこと自体が不思議です。
 現在は、別のゲストハウスに生まれ変わっています。




 こちらも今は無き、みやこパラダイス。
 雨に降られたときに行く場所の一つでしたが、閉園してから、もう10年近く経ってしまいました。
 入園料が500円もしたんだ。




 伊良部島のホテルサウスアイランド。今も続く老舗のホテルです。



 注目点は、リーフレットに載っているオリオンビールの広告。この缶は平成4年のデザインです。



 参考資料:オリオンビール「ありがとう!平成」缶




 宮古島市発足の頃、こんな冊子が無料で配布されていました。広告一切無しのオールカラーで、16頁立てという立派なものです。



 もし、改訂版を作るならば、クマノミを捕まえるな、ウミガメを捕獲するな、と大々的にアピールしていただきたいと思います。




 こちらは、インギャーマリンガーデン。でも、何が今と違うの?




 これです。昔は展望台の屋根の上に居たので、見ることができなかった牛。今の展望台からは、こうして横顔が。
 でも、なんでここに牛が居るのかは、今もってよく分かりません。




 はじめて宮古島に行ったのは、平成12年(2000年)でした。

 あの頃の宮古島にはなかったもの。ドンキ・吉野家・マック・ヤマダ電機・島の駅・伊良部大橋・ブロックビーチの駐車場、宮古島温泉・大神島の食堂・海中公園・池間島のハート岩・トゥリバー地区の公園やらなんやら・大和食堂で並んでいる観光客・宮古島まもる君の人気・中国語や韓国語の看板・レンタカーのカーナビ・スマホ・自撮棒・ウルトラ先得・Edy・肩出し肌見せのイケイケおねーさん。


 今は無くなってしまったもの。ホットスパー・ダイワドライビングスクール・久松郵便局・伊良部島航路・伊良部町・下地町・城辺町・上野村・平良港の活気・人のいない中の島海岸・カフェスムージー。
 これに、「豊かな自然」なんていうのが加わったら、もうブラックです。

 

 1999年の海開き。場所は前浜ですが、共催者に名を連ねるのは、宮古島市ではなく、下地町です。
 20年前のこと。でも、前世紀でもあります。笑




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