2019年6月4日火曜日

秘境ではないけれど人の行かない海 西表島祖内海岸



 人っ子ひとりいなくて、波は穏やかで、のんびり感満載なビーチ。



 西表島で秘境のビーチと言えば、船浮にあるイダの浜。バスか車で道路の最終地点まで行って、そこから船に乗って、さらに徒歩10分。

 でも、イダの浜は、行ってみると意外と人がいるんですよね。



 今回ご紹介するのは、西表島の北西部にある祖内という集落にある海岸です。イダの浜に比べれば、アクセスはずっと容易なのに、人がいません。



 西表島は、石炭が採掘されたことなどから、近代以降の移住者が多く、他の八重山離島とはちょっと違って、微かに都会的な雰囲気が漂う島ですが、この祖内と、お隣の星立は、15世紀の史書には既に名前がある、由緒ある集落です。

 かつては、祖内村と名乗っていました。



 祖内の集落には、小さな岬があります。その岬を境に、南側の海は波立っていました。



 海岸沿いで見つけた看板です。海岸整備工事中ということでしょうか。でも、この看板自体、相当年季が入っているように見えました。




 人がいないと思っていたら、いました。見た目就学前と思われる子供達と、引率の先生っぽい人。
 祖内には、幼稚園も保育園もありません。結構離れた上原の保育園から来たのでしょうか。

 お子ちゃまの時からこんな綺麗な海を見ているなんて、贅沢すぎる。




 この写真を撮ったのは、もう15年近く前になりますか。記憶では、この場所です。




 全島ほぼジャングルの西表島。平坦な島の多い宮古・八重山の島々の中では、その点でも異色の島です。
 
 西表島にやって来る人の大半は、ダイビングをしたり、シュノーケリング、カヌー、カヤックをしたりと、大自然の中でアクティビティを満喫するためにやって来ます。

 その一方で、ここのように、沖縄離島ならではの何もない静かなビーチもあります。高速で通過するだけでは、もったいないと思いませんか。




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