沖縄でよく見かける花。
久々の続編。今回はニチニチソウです。漢字で書けば「日々草」。
沖縄の集落や路地では、本当によく見かけているはずなのですが、ハイビスカスやブーゲンビリアに比べると地味なので、あまり見ている気にはならないかもしれません。
ニチニチソウは園芸用植物で、日本各地に植えられていますが、元々は熱帯性の植物なので、沖縄には特に馴染みます。
内地では、5月から10月くらいの間、花をつけますが、沖縄では、ほとんど1年中咲いている感じです。
ピンクの花が多く、白や赤の濃いものも見かけます。
確かに背も高くなく、歩いている人間の足下にひっそり咲いている感じの、地味な花です。しかし、地味ですがたくましい。沖縄の夏の日中でも、活き活きと花を咲かせます。
ひとつの花は3日ほどで散ってしまいますが、次々と新しい花を咲かせます。ニチニチソウという名前は、そんなところから付けられたそうです。
生える場所にもたくましさを感じます。水捌けのよい場所を好むので、石垣の隙間とか、竹富島の白砂の道でも沢山育っています。
庭に植えたニチニチソウの種が飛び出して、どんどん増えてしまうそうです。
石敢当を囲むように咲き乱れるニチニチソウ。沖縄らしい光景です。こんなのを見かけると思わずカメラを向けてしまいます。
枯れたり萎んだりせず、ポロッと花が落ちます。こういう散り際も、桜と同じで、日本人好みでは?
雨に濡れたニチニチソウの花びら。花びらが水滴を弾きます。風が吹いたら、転がっていきそうな水玉です。
雨上がり。
雨に降られると、沖縄の特に離島では、とたんにすることがなくなってしまいますが、小降りになったところを見計らって散歩にでも出てみれば、足下にこんな光景が広がっているかもしれません。
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