2020年4月18日土曜日

緊急事態宣言後の宮古・八重山情報(4月18日)



 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、4月16日、緊急事態宣言の対象地域が全国に広がりました。
 そんな中で石垣市では、島内で3名の感染者が確認され風雲急を告げています。

 4月18日現在の、宮古・八重山の状況をまとめてみました。




石垣市

 石垣市は、4月6日に来島自粛要請をしたところですが、本島以外では初となる感染者が、16日までに3名確認されています。
 うち1名は、感染後に市内の飲食店で飲食をしていることが判明し、濃厚接触者が100人以上いる可能性があり、感染が拡大することが懸念されています。

 石垣市は、16日に独自の緊急事態宣言を発し、全島民に対し、症状の有無に拘わらず、食料品の買い出し等必要やむを得ない場合を除き、2週間自宅待機するよう求めています。
 これは、東京都などと比べても強い表現です。

 また、上記の感染者と接触があると認識した人に対しては、外出禁止の徹底を呼びかけています。

 市内の小中高等学校では、休校が延長されています。

 

宮古島市

 まだ島内に感染者が確認されていないことから、石垣市に比べれば落ち着いていると言えそうですが、既に、4月6日に旅行者・帰省者に自粛を求める緊急メッセージを発表しています。

 小中学校は休校中です。そのほか、PCR検査を行った場合、結果判明までの間の待機宿泊施設の借り上げを発表しています。




竹富町

 経済的に石垣島とは切っても切れない竹富町では、石垣市の感染者発生を受けて危機感を強めています。

 竹富町でも、17日に独自の緊急宣言を出し、観光客だけではなく、工事関係者の入域も自粛要請したほか、各島民にも不要不急の島間移動をしないように求めています。

 役場では、管理職を除き、午前勤務者と午後勤務者に分け、感染リスクを分散しているそうです。

 竹富町の西大舛町長は、「会合などへの参加は厳に謹んでほしい」と呼びかけていますが、島の歴史や伝統文化を考えると、会合の自粛要請は、もの凄い危機感の現れなのだと思います。


与那国町

 同じく、石垣島とは切り離せない与那国島ですが、今のところは落ち着いているようです。
 八重山郡外からの来島者・帰島者については、同居の家族も含め、2週間の自宅待機を要請しています。


多良間村

 国の緊急事態宣言を受けて、多良間村も、来島中止と、島外への不要不急の移動を自粛するよう呼びかけています。




安栄観光・八重山観光フェリー

 4月9日から定期船の減便が行われており、石垣・竹富航路など石垣島と各島を結ぶ航路が、最大1日4往復になっているなど、運航は相当絞られています。
 また、主に観光用に利用されている竹富・小浜航路などの島間航路は、鳩間島を除いて、既に運休となっているほか、観光プランはすべて休止とされています。
 
 20日以降は、竹富町の要請により、石垣島と各島を結ぶ航路が1日2往復まで減便される予定です。


全日空・日本トランスオーシャン航空

 那覇・宮古、那覇・石垣航路などで減便されています。


路線バス(石垣島)

 カリー観光は空港・港間の路線バスを減便しています。東運輸は、観光バスの運休のほかは、微調整程度です。





 なお、石垣島で、濃厚接触者が100人以上に及ぶことについて、『中部病院感染症内科の椎木創一医師は、「最初に観察の範囲を大きく取って、実際にどれくらいの発症者が出るかを見ることはよくある」と落ち着いた行動を促す。「全員すぐにウイルス検査するのではない。まずは症状が出るかを注視していく必要がある」と話した。(沖縄タイムス4月17日配信)と報じられていることも、併せてお伝えしておきます。



 最後に当ブログから提案です。

 感染者をバッシングするのはやめましょう

 決して建前論を言うつもりはありません。
 
 もし、感染に至る経過に問題があっても、感染後の行動に問題があったとしても、感染者を非難することは、新たな感染者が名乗り出にくい状況を作り出します。
 そうなると、感染を隠したり、具合の悪いまま日常生活を続け、新たな感染を呼ぶかもしれません。

 重苦しく不安な日々が続きますが、冷静で、合理的な行動こそが解決を早めます。

 自分も人様のことをとやかく言える立場ではありませんので、自戒の意味も込めて、敢えて書かせてもらいました。賛同いただければ幸いです。





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