今日4月6日、石垣市の中山市長が、石垣島への来島を、厳に謹むよう要請しました。これは、竹富町、与那国町を含む1市2町の総意だとしています。
理由は、新型コロナウイルスの感染拡大の恐れで、期間は、緊急事態宣言が解除されるまでとしています。
(これを書いている4月6日時点で、翌7日に政府から緊急事態宣言が発令されると報じられています。)
3月の石垣島は、クルーズ船の外国人観光客や日本人の団体客のキャンセルはあったものの、海外旅行の予定を石垣島に変更したとみられる個人客などで、溢れました。
日本中の観光地がコロナショックで青ざめる中、石垣島は、コロナバブルとか焼け太りとまで言われたのです。
しかし、その実態は、SNSで「南の島は安全」という根拠のない情報が拡散したからだという、何とも心許ない理由だったのです。
2月に北海道で患者数が急増したのに、沖縄ではごく僅かだったのは、コロナウイルスは暑さや湿度に弱いからだ、というものです。
今流行のカタカナ用語で言うと、エビデンスに基づかない単なる風評です。
実際、沖縄より南の国でも、コロナは発生しています。
コロナは指定感染症なので、感染すると指定感染症医療機関に入院措置が行われます。しかし、宮古・八重山の指定感染症医療機関は、八重山病院と宮古病院のみで、指定病床数は各3床(昨年4月時点)に過ぎません。
そんな島に、既に感染した観光客がやってきたらどうなってしまうか、想像に難くないでしょう。
まして、病院がなく診療所しかない八重山の各島では、水際対策を徹底するしかありません。
宮古・八重山の各島では、今のところ感染者は見つかっていませんが、沖縄本島では、観光客の感染者がちらほら見つかっています。
2週間と言われる潜伏期間後、これらの人の訪問場所がクラスターとならないことを願うばかりです。
石垣市長は、3月31日の時点では、「平時であれば大変有り難いが、今は国難とも言える有事だと考えている」とした上で、体調不良者の来島自粛やマスク着用などを呼び掛けました。
しかし、今日になって、観光客や沖縄本島を含む島外在住の島出身者に対し、全面的な来島自粛を呼びかけました。
緊急事態宣言後、都市部から避難するための来島が予想されるからだそうです。
観光客だけではなく、島外在住の島出身者にも島に来ないでくれと言ったのですから、その本気度がうかがえます。
追記
宮古島市も4月6日付けで、「宮古島市に来訪する旅行者及び帰省者等に対する旅行等の 自粛について緊急メッセージ」を発出していました。
なお、多良間村では4月3日に、観光客の来島自粛を求めています。
あくまでも自粛要請ですから、石垣島にも宮古島にも物理的に行くことは可能です。飛行機もおそらく運航されるでしょう。
しかし、観光業を生業としている沖縄の島が、観光客に当分来ないでくれと言ったことの重さは、十分理解すべきです。
宮古・八重山の島と海は、オーバーツーリズムで限界が近づいていたのです。だから、少し休養が必要なのかもしれません。
そう思って、お互いちょっとの間我慢しませんか。
ところで、当ブログとしては、このような状況であっても、これまでどおり定期的に記事をアップしていこうと考えています。
のどかに沖縄に写真なんか眺める気分になんかならねえ、と仰る向きもあろうかと思いますが、逆に、こんなときだからこそ、空気を読まずに、沖縄の美しい風景と話題をお届けすのも一興かなと思いまして。
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しかし、今日になって、観光客や沖縄本島を含む島外在住の島出身者に対し、全面的な来島自粛を呼びかけました。
緊急事態宣言後、都市部から避難するための来島が予想されるからだそうです。
観光客だけではなく、島外在住の島出身者にも島に来ないでくれと言ったのですから、その本気度がうかがえます。
追記
宮古島市も4月6日付けで、「宮古島市に来訪する旅行者及び帰省者等に対する旅行等の 自粛について緊急メッセージ」を発出していました。
なお、多良間村では4月3日に、観光客の来島自粛を求めています。
あくまでも自粛要請ですから、石垣島にも宮古島にも物理的に行くことは可能です。飛行機もおそらく運航されるでしょう。
しかし、観光業を生業としている沖縄の島が、観光客に当分来ないでくれと言ったことの重さは、十分理解すべきです。
宮古・八重山の島と海は、オーバーツーリズムで限界が近づいていたのです。だから、少し休養が必要なのかもしれません。
そう思って、お互いちょっとの間我慢しませんか。
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