雨上がり。ハイビスカスとカタツムリ。
コロナばかりに気をとられていたら、いつの間にか季節は移ろい、今日5月11日、沖縄地方は梅雨入りとなりました。
そんなわけで今回は、雨に似合うカタツムリ。沖縄で撮ったカタツムリの写真集です。
陸に生息する腹足類のうち、殻のないものを大雑把にナメクジ、殻があるものをカタツムリというそうです。
カタツムリは、夏の季語でもあり、雨に似合う季節の風物詩みたいな存在で、好感度が高いのに対し、ナメクジは何となくキモイイメージです。
殻がないだけでずいぶんと扱いが違うと、ナメクジが嘆いているかも。
貝殻の材料となるカルシウムが豊富な石灰岩地は、カタツムリにとって好適な環境で、沖縄の隆起珊瑚礁の島では、温暖な気候も相まってカタツムリの個体数が多いのだそうです。
そういえば、今回の写真はすべて、宮古島か竹富島で撮ったもの。どちらも隆起珊瑚礁の島です。
嵐の中、どさくさ紛れに道路を横断するカタツムリ。
クワズイモの葉っぱです。熱帯・亜熱帯に生息するクワズイモとカタツムリの組み合わせは沖縄らしい、と言ってもあまりピンと来ませんかね。
これは、ドラゴンフルーツの中。カラスに食べられてしまったドラゴンフルーツの皮に張り付いて、残りをちゃっかりお相伴。
♪ でんでんむしむし~かたつむり~
でんでんむしは「出出出虫」が訛ったそうな。
しかし、若い人ほどでんでんむしという言葉は使わないのだそうで、したがって、当ブログもカタツムリで統一しました。笑
西表アザミとカタツムリです。
最後にちょこっとうんちくを。
昔の八重山にあったパナリ焼きという陶器は、土にカタツムリの殻を混ぜて焼いたと伝えられています。
焼き物に適した良質の粘土がなかったため、つなぎとしてカタツムリの貝殻を使ったとのこと。
パナリ焼きは、日本最南端の寺院とされる、竹富島の喜宝院に展示されています。
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