ここは、ナーミチと呼ばれる集落から島の北西側の海岸に続く道。
竹富島出身の絶世の美女と伝えられる、クヤマの墓が近くにあります。
竹富島のビーチといえば、真っ先に思い浮かぶのはコンドイ浜ですが、今回は、穴場というか、地味なビーチを紹介します。
西桟橋から北方向、海に向かって右方向の浜です。
これは西桟橋からの眺めです。
島のNPO「たきどぅん」作成の「竹富島MAP」によれば、島の西側にあるコンドイ浜と北側のミシャシの間の海岸を、トゥードイ海岸といい、またの名をヌヌッシャー浜と呼ぶようです。
ちなみに、たきどぅんとは、竹富島のことです。
人の来ない静かな海。
この辺りが竹富島の最北端、ミシャシ海岸です。ミシャシとは「美崎」です。
余談ですが、美崎町といえば石垣島きっての繁華街。
接待を伴う飲食店が沢山あったりするのですが、竹富島の美崎には、御獄(おん=うたき)以外何もありませんので。笑
ところで、ヌヌッシャーとは「布晒し」の方言です。
織り上がった布を、海水に晒して色を安定させ、生地を締めます。芭蕉布、八重山上布の最終工程ですが、ここいら辺りの海でヌヌッシャーが行われました。
ちょっと見にくいですがこんな看板が立っていました。
集落に近い上、遠浅で波もなく、作業がやりやすかったのでしょう。
トゥードイ浜は、実は、竹富島でシュノーケリングが楽しめる数少ないビーチなのです。コンドイ浜でマスクを付けて泳いでいる人達も少なくありませんが、コンドイ浜には珊瑚はありません。
トゥードイ浜で、干潮時間帯に沖の方までいってみると、といっても足が立つ程度の深さの所ですが、渋く珊瑚の根がありました。
ただ、4~5年前の写真なので。今、海中がどうなっているかは分かりませんが。
沖合にカメラを向けると、こんなシーンも。
去年は別としても、あの激混みだった竹富島にあって、ほとんど人の来ない穴場です。
人気がない理由は、砂浜が美しくないから。満潮時ならまだしも、干潮時間帯にはゴツゴツした岩場の水溜まりみたいなってしまい、見た目パッとしません。
すぐお隣のコンドイ浜は、何処まで行っても白い砂浜なのに。
でも、その分人が少なく、人が少ない分、鳥がいたり、蝶がいたりするノンビリ空間です。西桟橋まで行ったら、ちょっと海岸沿いに歩いてみませんか。
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