2021年1月31日日曜日

意外にも絶景!? 宮古島トゥリバーの人工ビーチ




 前浜とか、17ENDとか、オールジャパンの中でもトップクラスの美しい海がそこいら中にてんこ盛りの宮古島で、なんで埋立地の人工ビーチなんかに行かなきゃならんのだ、と思っていたのですが・・・


あら、意外と綺麗じゃん。




 ここは、宮古島の中心市街地から西の方向、伊良部大橋の付け根の北側に広がる、トゥリバー地区という埋立地に造成された人工のビーチです。

 海岸線が西向きであることから、サンセットビーチと呼ばれているというか、無理矢理そう呼んでいるというか、です。




 砂浜の後方は芝生広場。これは人工ビーチならではでしょう。
 この場所は、イベントの会場として利用されますが、何もない時は、砂の上に寝そべるよりも気持ち良さそう。





 埋め立ては、バブルの頃、旧平良市が計画・着手したもので、総面積32ヘクタールという壮大なものです。
 東京ドーム7個分くらい?

 公園、ホテル、マリーナなどを整備する計画の下、全体の40%ほどの土地を、ホテル用地などとして41億円で民間企業に売却し、事業費の一部に当てる予定でした。

 売れずに値引きするという話があったのが2006年。その当時で累積赤字は数十億とも報じられていました。



 あれから苦節20年?その土地が全部売れたのかどうかは分かりませんが、トゥリバー地区に待望のホテル建設が始まろうとしています。

 「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」

 コロナ前の計画では、何と8階建ての全329室。2023年度開業予定となっていました。屋上だかテラスだかにバーを造るらしいです。
 でも、ここ風強いですよ。ビーチの近くではあるけれど、ビーチサイドじゃないですよ。立地では、某ホテルに完敗ですよ。
  
 ねぇ、本当に造るんですか?大丈夫なんですか?




 宮古島と完全な陸続きではなく、何故かわずかの海を隔てた先にあります。これが、宮古島本体とトゥリバー地区を隔てる海。海峡? 笑




 海浜公園。特に何かがあるわけではなく、広大な敷地に、遊歩道、駐車場、トイレ程度ですが、椰子の木などが植えられていて、南国らしさをちょっぴり演出します。




 「とぅりばー」とは、ゆったり、ノンビリといった意味の宮古言葉(宮古口:みゃーくふつ)です。

 トゥリバー地区を訪れる観光客は少なく、島の人が、釣りをしたり、早朝ジョギングをしたりしています。夕方近くには、マックの袋を抱えた親子連れや、BBQのグループも見かけました。
 名前のとおり、本当にゆったり、ノンビリしています。皮肉なものです。



 でも海は綺麗です。




 この記事を書いている最中、宮古島ではコロナの陽性者数が急増して、人口比で東京の何倍などとセンセーショナルに報じられました。

 とは言っても、陽性者は、夏以来の累計でも島の人口の0.7%ほど。もちろん無症状の人も含んでの数字です。それも、ピークは越えたように思われます。

 今はバタバタしていると思いますが、もうすぐ落ち着くでしょう。変なところで有名になってしまいましたが、観光地宮古島を必要以上に警戒する必要はありません。



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