者ども頭が高い 控えおろう ここにおわす海をどなたと心得る
恐れ多くもラムサール条約登録湿地 宮古島の与那覇湾さまであらせられるぞ
前浜、砂山、17ENDども、控え 控えっ~!
というわけで、ラムサール条約登録湿地の宮古島与那覇湾さまのお出ましです。
ラムサール条約登録湿地は、日本では全国に53箇所。釧路湿原、尾瀬湿原、奥日光戦場ヶ原などなど、名だたる観光地が名を連ねます。
沖縄では全5箇所、宮古・八重山では、与那覇湾のほか、石垣島の名蔵湾が登録されています。
与那覇湾は、船の通行のために浚渫した水路部分を除けば、水深は、満潮時でも最大2㍍程度。干潮時は巨大な干潟になります。
ラムサール条約とは、1971年にイランのラムサールで採択された、湿地に関する条約です。正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」だそうです。
与那覇湾の登録は、2012年でした。
満潮時でも、風がなければこんなに穏やか。とても海とは思えません。
干潟の住人、カニです。頭隠して目隠さず?
カニの作った砂団子。
カニは、潮が満ちて水に埋まった巣穴の砂を、潮が引いた時に団子状に丸めて、穴からポイポイ捨てていくという習性があるんだそうです。
それにしても、綺麗に捨てますなぁ。
ラムサール条約に登録される要件がいくつかありますが、鳥獣保護区であることもその一つです。
与那覇湾の主役は、この方達のようです。
(あんまり貴重な感じはしないのですが、気のせいですかね。笑 )
海の部分は特別保護地区ですが、周辺の、川満、上地、与那覇などの陸地も、併せて鳥獣保護区に指定されています。
ということはつまり、こちらは鳥獣保護区にお住まいのネコだったのです。
与那覇湾は、宮古島の南西側にある小さな湾で、東西の対岸まで、最も離れているところでも2㎞強しかありません。
なので、ホンのちょっと移動するだけで、海に沈む夕日も、海から昇る朝日も見ることができます。
湾の東側から西の空を臨みます。赤名宮の近くから見た日没直後。
反対に湾の西側から。こちらはサニツ浜から見る日の出です。
「保全・再生、賢明な利用、交流・学習」がラムサール条約の理念なんだそうです。
ぶっちゃけ、前浜などの周辺にある美しい海と比べ、与那覇湾は超絶地味であって、泳ぎに来る観光客も、ここで商売をする奴もいないから、保全されているというのが現実でしょう。
まあ、世の中上手く出来ているというのか何というのか・・・
※ スマホの方は、「ウェブ バージョンを表示」をタップすると各種機能が使えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿