沖縄随一の繁華街。那覇の国際通り。
コロナ前は、観光客で溢れ、客引きが人を取り囲み、深夜でも賑やかで、と言うかうるさく、自撮棒で撮影しながら歩く外国人グループが歩道を占領していました。
2022年のGWを間近に控えた国際通り。牧志側からアプローチすると、衰退した地方の商店街すら連想させるような、シャッター通り商店街と化していました。
この状況は、コロナのせいで、一時的に休業しているわけではなく、もはや、多くの店舗が閉店、撤退してしまったということでしょう。
通りに面した店なのに、壁にこんなに落書きがされている所もありました。ここまで!とは、ちょっと驚きです。
国際通りは、県道39号線のうち、県庁前から牧志辺りまでの区間を指します。
戦後の焼け野原から一早く復興し、その距離が約1.6㎞であったことから、奇跡の1マイルと呼ばれていました。
こちらは、2013年に撮った国際通り。この日は歩行者天国でした。外国人観光客はまだ少なかった時期ですが、活気に満ちていました。
通りに繋がる、むつみ橋商店街。
閑散としているのは、平日の日中だからかと思ったのですが・・・
そういう訳でもなさそうです。
宮古島でも、石垣島でも、あるいは、本島名護でも、中心市街地で休業、閉店した店はそこそこ見かけますが、沖縄一の中心街が、こんなことになっているとは。
昨年、閑散とした夜の国際通りの情報をお伝えしましたが、その時はまだ、コロナが終息すれば、ある程度は元に戻るだろうという感じもありました。
しかし今、沖縄に行く観光客が少ないわけではありません。修学旅行生も見かけたし、往復の航空機は、平日にも拘わらずほぼ満席でした。
約2年半振りの混雑した那覇空港も経験しました。
奇跡の1マイルは、皮肉なことに復帰50年を迎える年に、奇跡が終わってしまったようです。
少なくとも、今年のGWに那覇に行く人は、このシャッター通り商店街を見てしまいます。
ネットで最新情報を取っている人はともかく、ガイドブックなどを参考に、あるいは、過去の記憶で、土産物屋も飲食店も何でも揃う活気ある場所だと思って行く人は、結構衝撃を受けるでしょうね。
国際通りの中心、むつみ橋交差点は、交通量はそこそこあるように感じたのですが。
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