(石垣島のバス会社東運輸のチケット)
超車社会の宮古・八重山で、観光客が車の運転無しで遊ぶ方法。3回目は、石垣島の遊び方です。
実際に利用される際は、その時点の最新情報を確認していただくようお願いします。
石垣空港に着いたら
空港からは、ホテル送迎バス、路線バス、タクシーに乗って宿に向かうことになります。中心市街地まで、バスは片道500~540円、タクシーは3千円ほどです。
路線バスは、港に直行するカリー観光バスと島内に広く路線網を持つ東運輸があります。
空港と離島ターミナル周辺の単純往復であれば、カリー観光バスの方が早くて安いのですが、空港往復以外にも路線バスを利用する人は、東運輸のフリーパス(1日券千円、5日券2千円)を買った方が得なので、東運輸のバスに乗ってください。
バスの路線網と時刻表は、東運輸のサイトを見てください。
観光地に行くには
石垣島といえば、真っ先に思い浮かぶのは川平湾でしょう。
川平湾は、富士山や日光などと並び、「ミュシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の3つ星観光地であり、石垣市公共交通計画のデータによれば、観光客の約6割が立ち寄るそうなので、是非行ってみてください。
ここには、路線バスで行くことが可能です。
石垣島の中心市街にあるバスターミナルから、9系統(川平リゾート線)が1日6往復運行されているほか、空港から川平公園前を経由してバスターミナルに向かう11系統(米原キャンプ場線)2往復などもあります。
帰りのバスの時間を確認し、ここならではの美しい海の眺めを堪能してください。
また、観光バスに乗れば川平湾は必ず行く場所です。
交通計画では、次に立ち寄り先として多いのは、玉取崎の33.1%、平久保崎の23.7%でした。
どちらも、高台から海を見下ろす絶景スポットですが、これらに行く路線バスである5・6系統(平野線)は、日中時間帯には2往復しかなく、バス停からやや歩くことも考えると、路線バスで行くのはちょっと非効率です。
その次に人気の立ち寄り先は、石垣島鍾乳洞20.9%、バンナ公園20.7%でした。
バスでも行けなくはないですが、本数が少ないので、市街地から近いこともありここはタクシーの方がいいでしょう。
Googleマップによれば、離島ターミナルからバンナ公園の展望台まで6.9㎞、石垣島鍾乳洞までは3.3㎞でした。
このほか、路線バスで行き易い主な観光地は、観音崎・唐人墓(最寄りのバス停は「唐人の墓」)、フルスト原遺跡(「大浜」)、宮良川のヒルギ林(「宮良橋」)、白保集落・海岸(「白保」・「白保小学校」)などがあります。
観音崎は、夕日スポットです。
時期により日没時間が違うので一概には言えませんが、川平リゾート線の最終バスに乗って夕日を見て、最終バスで帰って来ることが概ね可能です。
海遊びがしたい場合
真栄里ビーチは、最寄りの「ANAインターコンチネンタル」を経由する10系統空港線が12往復あるほか、300mほど歩きますが、「八重山合同庁舎前」を通る4系統空港線が30分置きに出ています。
ANAホテルのほか、真栄里にはホテルが多数あるので、これらに泊まっていれば、ビーチは徒歩圏内です。
ビーチはホテルの正面にありますが、誰でも入ることができます。管理されたリゾートビーチです。
フサキビーチも、似たようなリゾートビーチで、ホテルの前にあります。「フサキビーチ」バス停は川平リゾート線の途中にあるので、川平湾に行ってからビーチに行くのもありでしょう。
南ぬ浜は、人工ビーチですが市街地から最も近いビーチです。
自然の海と比べると見劣りしますが、プールだと考えると、これ以上大きなリゾートプールはありません。
シャワーや更衣室などの設備があり監視員もいる一方、泳いでいる人はほとんどいない穴場です。
1日いると飽きるでしょうが、ちょっと泳ぎたい、水着になりたいというニッチな時間帯、例えば、到着した日にホテルに荷物を預けてまだ時間がある、みたいな場合に重宝しそうです。
Googleマップでは、サザンゲートブリッジ入り口交差点から950m、離島ターミナルからでも1.7㎞でした。
橋を渡るので一部上り坂ですが、徒歩ないし自転車圏内でしょう。
一番お勧めしたいのは、竹富島のコンドイ浜まで行くことです。
離島ターミナルから、船で15分、竹富島に着いたら自転車かバスですぐに着くので、石垣島の延長みたいな感覚で行けます。船も概ね1時間毎に出航します。
何もない、沖縄離島らしい広くて美しい海が広がっています。交通計画でも、川平湾に次いで33.7の%人がコンドイ浜に足を運んでいます。
米原海岸は、本格的にシュノーケリングをしたい人にとって、石垣島でほとんど唯一のビーチです。
11系統(米原キャンプト線)は本数は少ないのですが、去年のダイヤでは、離島ターミナルを8:30発(所要時間約60分)、14:21帰着、あるいは、11:30発、17:21帰着がという遊び方ができます。
バスに乗って泳ぎに行くなんて、リゾートっぽくない、何となく抵抗があるという人もいると思いますが、そこは考え方次第でしょうね。
自転車は
石垣島は、結構山坂があるので、サイクリスト以外は自転車は厳しいですが、海沿いの道を走れば、市街地から西はフサキ~名蔵湾辺りまで、東は白保辺りまでは、比較的平坦です。
それでも、国道や県道は交通量も多く、しかもこのルートは路線バスもあることから、石垣島内で自転車は、移動手段としては近所にチョイ乗り以外はあまりお勧めしません。
では実際、車の運転無しで石垣島で遊ぶとしたらどういう風にスケジュールを組むか、3泊4日くらいの日程だとして考えてみました。
石垣島が初めてならば
海遊び主体なら
1日は竹富島に渡り、コンドイ浜で泳いで併せて島内観光をする。もう1日(あるいは半日)は、シュノーケリング・SUP・カヤックなどのマリンスポーツのツアー(送迎のあるやつ)に参加する。
真栄里周辺や、八島(サザンゲートブリッジの近く)周辺に泊まって、ちょっと時間があったときに真栄里ビーチや南ぬ浜で泳ぐ、というのはいかがでしょうか。
観光メインなら
1日は、観光バスか観光タクシーで島を一回りする(料金の目安は、観光バスで1人5千円程度、観光タクシーは1台2万円~程度です)。
それ以外は、観光バス等で行って気に入った場所、若しくは素通りした場所に路線バスで再び行ってじっくり散策するとか、竹富島に渡って水牛車に乗ってみるとか、あとは、タクシー利用になりますが、バンナ公園の展望台も行っておくといいと思います。
バンナ公園の展望台は、晴れて月のない夜であれば星空も綺麗です。
マイペースでのんびりしたいなら
バスのフリーパス5日券を買って、川平湾、白保集落などを時間をかけて散策してみるとか、泳ぐなら、リゾートビーチより、南ぬ浜か、思い切って米原海岸に行くのがのんびり派には適しているような気がします。
もちろん、竹富島に渡って、時間をかけてのんびり散策するのもいいと思います。
市街地周辺をのんびりダラダラ歩いてみるのも意外とお勧めです。
石垣島リピーターならば
既に石垣島は一通り周ったというリピーターであれば、マリンスポーツのツアーに参加する、フリーパス5日券で気に入った場所を再び行ってみるほか、竹富島を含めた八重山の離島行くことをお勧めします。
八重山の離島については、次回に触れることにしますが、このシリーズは1回お休みし、次回の記事は別のテーマとなる予定です。
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