超車社会の宮古・八重山で、観光客が車の運転無しで遊ぶ方法。4回目は、八重山の離島の遊び方です。
石垣島から船で行ける、竹富島、小浜島、黒島、西表島、鳩間島、波照間島プラス与那国島の遊び方をご紹介します。
実際に利用される際は、その時点の最新情報を確認していただくようお願いします。
実は、運転免許を持たない人が石垣島まで来たときに、「島に行ったら」ということで一件落着するのです。
西表島と与那国島を除く各島は、運転免許があろうがなかろうが、遊び方はあまり変わりません。
竹富島
竹富島は、小さく、かつ平坦なので、自転車で廻る人がほとんどです。
港に着くと、看板を持った業者が出迎えています。水牛車に乗りたい場合も、港まで送迎があります。
いずれも、予約無しで利用できますが、船会社のツアー(乗船券とセットになったチケット)を利用すると、石垣島での港・ホテル間の送迎が付いてくるので、ケースによってはその方がお得なこともあります。
集落経由でコンドイ浜・カイジ浜に行くバスもあります。
この島は、ゆっくり歩いてみるものお勧めです。
ただ歩くのはかったるいというのであれば、バスでコンドイ浜まで行って、帰りは集落を通って歩いて帰るとか、水牛車に乗った後港まで送ってもらえますが、その時間を少し遅らせて周辺を歩いてみるのはどうでしょうか。
この島には、タクシー、観光バス(的なもの)もありますが、狭い集落の道をのんびり行く方が楽しいので、徒歩、自転車、水牛車をお勧めします。
路地のひとつひとつに違った花が咲き、違ったシーサーが迎えてくれます。
黒島
綺麗な海はあるけれど、観光的要素は少なく、近年秘境化が進んでいるのが黒島です。
観光客の選びうる移動手段は、運転免許の有無に拘わらず、自転車一択と言ってもほぼ間違いありません。
しかし、竹富島以上に平坦で、交通量も少ないので、安心して漕ぎ出すことができます。
港付近にレンタルのショップがあります。予約不要です。島に泊まる人は、宿で自転車が借りられるところが多いようです。
仲本海岸は、シュノーケリングで有名なビーチですが、干潮時間帯に限られるので、潮の確認をしてから行ってください。
近年船が減便され、今年も2022年のまま変わらないとすれば、事実上、朝昼夕各1便しか運航されず、非常に不便ですが、それがいいのだという人もいます。
小浜島
外周17㎞程度の、竹富島よりはやや大きい程度の島です。
面積的には自転車でちょうどいいのですが、山坂が多く、かといってレンタカーやレンタバイクだとあっという間に終わってしまう、中途半端な島です。
数は少ないようですが、電動自転車を借りて廻ればちょうどいいのかなという気がします。港周辺にいくつか店があり、レンタカーからレンタサイクルまであります。
ここが必見、というような観光スポットはないのですが、じっくり周ると味のある、何というか玄人好みみたいな島です。
リゾートホテルが二つもある一方、路線バスやタクシーはなく、観光バスもなくなってしまって、その意味でも中途半端さが際立ちます。
波照間島
小浜島よりやや小さく、小浜島ほどは山坂ないので、自転車で島を廻っている人がほとんどです。
また、人気のニシ浜は、波照間港から歩いて10分程度の距離なので、港に着いてから歩いてビーチに向かい、そのまま帰る人も多いようです。
鳩間島
八重山リピーターがいつかは行ってみたいと思うのが、この鳩間島と、波照間島だそうです。
外周4㎞ほどの小さな島で、中央部が多少高くなっている程度の平坦な島です。レンタサイクルもありますが、歩いている人がほとんどです。
西表島
石垣島より大きい島ですが、全島のほとんどがジャングルで、人が立ち入れるのは、南端から東回りで北西端までの海沿いだけですが、それでも50㎞以上もあります。
この区間、つまり人が普通に行ける場所は、路線バスが1日4往復しており、フリーパス(1日券1050円・3日券1570円)も発売されているので、重宝します。
また、上原港から白浜までは、前にもご紹介した、安栄観光、八重山観光フェリーの無料連絡バスが、船の発着に合わせて運行されています。
これらのバスは、観光ポイントを順次巡るには非効率ですが、特定の場所で遊ぶ、例えば、星砂の浜で泳ぐ、裏内川で遊覧船に乗る、白浜経由で舟浮に渡りイダの浜でシュノーケリングをする、といった場合には便利です。
観光ポイントを巡るには、観光バス、タクシー、観光タクシーが利用できます。個人で予約することも出来ます。
石垣島から船とセットになったツアーも色々あります。
積極的にはお勧めしませんが、仲間川を船で遊覧して、由布島の水牛車に乗るコースは、超超超定番の観光コースです。個人でも申し込むことが出来ます。
また、西表島は、ダイビング、シュノーケリング、カヤック、トレッキングなど、沖縄的なアクティビティーが何でもできます。
一般的な観光よりも、これらのアクティビティーを楽しむためにやって来る人の方が多く、そんなこともあって、レンタカーを借りて島を巡る人はそう多くありません。
与那国島
石垣島か那覇から飛行機で行くことになる、やや難易度の高い島です。
海岸延長が約27㎞の小さな島ですが、東崎(あがりざき)、西崎(いりざき)、立神岩など見るべきスポットが、坂の上、または坂の途中という厄介な島です。
ハイキングと割り切れる人は、バス、自転車で行けるところまで行って、後は歩いてみるのも楽しいと思います。
どの島に行きますか
初めての人は、竹富島を中心にスケジュールを組んでみるのがいいと思います。
この島は、泳ぐことも出来るし、花咲乱れる伝統集落を巡るのも魅力的です。
船の本数も多く乗船時間も短いので、丸1日でも短時間でも、泳いでも泳がなくても、色々に楽しめる島です。
食堂や、カフェも何軒かあります。
アクティブに沖縄の大自然を満喫したいならば、西表島を中心にスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。
石垣島から日帰りで参加できるツアーも沢山あるし、もちろん島に泊まってもいいと思います。
いずれも港まで送迎してくれる業者がほとんどです。
泳ぎたい人は、遠浅の海が何処までも広がる竹富島コンドイ浜のほか、いつかは行ってみたいと思う人の多い波照間島ニシ浜、シュノーケリングなら黒島の仲本海岸などいかがでしょうか。
ニシ浜は、石垣島からは1日コース、仲本海岸は、潮の加減次第ですが、午前又は午後に泳ぎ、ついでに島をサイクリングする1日コースもいいと思います。
やっぱり主だったところは一通り廻ってみたい人は、観光ツアーに申し込むか、船+自転車で頑張ってみてください。
ツアーでなければ、船のフリーパス利用がお得です。 石垣島の離島ターミナルで扱ってています。
記載日現在、安栄観光のアイランドホッピングパスが、3日券(波照間なし)6,800円から5日券(波照間含む)14,000円まで色々あります。
八重山観光フェリーも同様のフリーパスを売っています。
無計画で行っちゃっても大丈夫
既に廃業してしまいましたが、石垣島の730交差点の近くにペンションぱいらんどという宿がありました。
そこの常連さんの中には、運転免許を持っていないから石垣島はほとんど周ったことがないけれど、八重山離島にはしょっちゅう行っているという人が少なからずいました。
冒頭にも書きましたが、八重山離島では、運転免許を持っていることがあまりアドバンテージになりません。
だから、運転免許がなくても「島に行ったら」というひと言で一件落着するのです。
取り敢えず、離島桟橋に歩いて行ける距離のホテルに泊まれば、あらかじめ計画を立てずに石垣島まで行っちゃっても大丈夫です。
予約無しで楽しめる、もっと言えば、当日朝の気分で決めちゃっても大丈夫な遊びのメニューがたくさんあるので、是非、日本の果ての南国の島で、のんびりとリゾート気分を満喫してください。
次回は、運転免許無しではやや難易度の高い、宮古島と周辺離島について考えましょう。
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