2024年8月26日月曜日

夏なのに台風が沖縄でなく本州に

 


 今年の暑さは災害級、などと言われ、異常気象が取りざたされていますが、異常なのは気温だけではなく、台風の動きも何だか変なのです。


 8月の入ってから、次々と発生する台風は、台風銀座の沖縄をかすりもせずに本州へ直行します。

 一方の沖縄では、台風らしい台風は、7月下旬に一度来ただけ。一体どうなっちゃているの?


(気象庁HP)


 沖縄では、7月下旬に台風3号が先島諸島に接近し、宮古空港、石垣空港などで24日を中心に多くの便が欠航しました。

 7月下旬で台風3号というのも、台風沖縄初接近というのも、例年より遅いペースです。

 今年の沖縄は、梅雨明け以降(宮古・八重山では気象庁の梅雨明け発表より前から)、晴れが続き、観光客は良いけれど、島では水不足が懸念されるほどでした。


 台風3号が去ってから再び晴れ続きかと思いきや、宮古島や石垣島では雨が降ったり止んだりの冴えない天気が続きます。

 このころ、宮古島付近には低気圧にも認定されない弱い寒冷渦と思われる気圧の低い部分が、反時計回りに渦を巻きながら居座り続けました。

 それが、その場で突如として台風になって、ようやく北に去って行くという、いかにもイレギュラーといった気象現象が起きていたのです。


(気象庁)


 一方、本州付近には、8月だというのに次々と台風が接近します。

 5号6号7号8号と本州付近をうろつき、そして今また、10号が日本列島を横断しようかという動きです。

 
(tenki.jp)


 例年夏になると、太平洋高気圧がど~んと張り出し、台風はその縁を回って北上するので、沖縄や台湾、フィリピン辺りが台風銀座になります。

 9月、10月になると太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、台風はそのまま北上するようになるのです。

 下が、典型的な台風の経路ですが、今年は全然典型的ではないのです。

(気象庁)


 いや、今年は太平洋高気圧の張り出しが弱く、雨の多い冷夏だとでもいうのなら、まだ話は分かります。
 ですが、8月に関しては、最高気温が沖縄より高かった地点が、日本中で目白押しだったはず。


 もう勘弁してくださいよ~




 沖縄で雨に降られたら何をするか、かなり以前に当ブログでも取り上げましたが、要は雨に降られるとほとんどやることがないというのが結論です。

 しかし、ググってみると、雨でも十分楽しめる的な記事が多く、まあ、これは昔から変わらない傾向ですが、驚いたのは、ダイビング・シュノーケリングを勧める記事が結構あるのです。

 どうせ濡れるんだから同じだろう、という趣旨のようです。


 ダイビングに関しては経験がないのでコメントできませんが、シュノーケリングについては、水温は下がるだろうし、風も吹けば場合によっては危険なこともあります。

 少なくとも、雨の日でも「楽しめる」メニューとは言い難いと思うのですが。


 沖縄の、特に離島は晴れてナンボの世界です。せめて9月以降はちゃんと晴れて、台風もほどほどにが来てもらいたいもので。







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