2015年8月24日月曜日

石垣島ペンションぱいらんど 我が離島旅の原点


 石垣島の「銀座4丁目交差点」こと、「730(ナナサンマル)交差点」から、徒歩1分という一等地にある、「ペンションぱいらんど」。

 自分が、初めてぱいらんどに泊まったのは、平成13年10月。以来、毎年ここに泊まって、何と今年で15年連続なのです。

 ぱいらんどは、自分にとって、単に石垣島の定宿というだけではなく、間もなく100回目となる沖縄離島旅の、原点みたいな場所でもあるのです。


 沖縄の、特に八重山の小さな宿には「ゆんたく」があります。
 ゆんたくとは、沖縄方言で、おしゃべり、井戸端会議という意味ですが、宿でゆんたくと言えば夕食時の飲み会のこと。
 
 宿によって、ゆんたくのスタイルは様々ですが、ぱいらんどのゆんたくは、毎回ディープ。常連客も初めてお客さんも関係なく、宿のおじい・おばあ、今は女将ともいうべき娘、時に孫達も加わって、飲んで食べてしゃべって歌って・・・

 なので、この宿は、1泊2食付き、ではなく1泊朝食宴会付きなのです。


 こんな感じで、ぱいらんどでは、初対面のお客さんともすぐに仲良くなります。

 以前は、ぱいらんどで知り合った常連さん同士が、東京で、京都で、福岡でと集まり、おじいとおばあも、石垣島から参戦するという凄い企画もありました。


 その中で最大のイベントは、もう十年以上前ですが、ぱいらんど鳩間島合宿。
 
 北海道を含む全国各地の常連客と、島の人も交えて総勢約60人で鳩間島に渡りました。
 当時、鳩間島の航路には、1日1便の貨客船しかなかったので、幹事が船会社と交渉し、高速船に立ち寄ってもらいました。
 宿も、数が少なく、公民館を借りての雑魚寝。女性のみ、希望者は相部屋で民宿に泊まれたのですが、旅行というよりほとんどキャンプ。

 昼は、泳いだりして自由に遊び、夜は、大バーベキュー大会~三線ライブ~星空飲み会などなど延々と続き、まさに大人の林間学校みたいで、本当に楽しかった。

 その時の写真が残っていました。


 さすがに、最近は、みな年齢と共にパワーダウンしたのか、こんな大イベントはなくなりましたが、一部の人達は、毎年一緒に八重山旅行に行っているみたいです。




 ぱいらんどで、食べて飲んでいい感じになっていると、時に、おじい・おばあの孫の中学生・高校生の女の子がやって来て、三線弾いて、軽く2~3曲歌ってくれた、なんてこともありました。
 それがもう、ハンパなく上手いのです。突然食堂がライブハウスになったみたいで、ほろ酔い加減のお客さん達は、もう、テンションMAX。

 そのとき歌ってくれた、孫第1号は、Canae(華菜枝)として、なんとプロ歌手の道を歩んでいます。


 一方、こちらは孫最終号のせりなちゃん。三線を手にするのは何年後でしょうか。


 一年ほど前にも、当ブログで、ぱいらんどのことを書きました。「ディープでハートフルな宿」と紹介したのですが、本当は、とてもそんな単純なフレーズでは表現しきれないのです。

 ゆっくりくつろげて、気楽で、建物は古いけど、食堂もロビーもゴチャゴチャしているけど、うるさいときも面倒臭いときもあるけど、居心地が良くて、いい加減で、大らかで、時に心配になり、でも最後は何とかなるという安心感もあって、結局毎回食べ過ぎ・飲み過ぎ・しゃべり過ぎな宿、それがぱいらんどです。
 そして、一番凄いのは、それが15年間変わっていないことなんです。


 朝食です。
 朝からステーキが出てくるスタイルも、15年間変わりません。朝いっぱい食べて、元気に仕事に遊びに出掛けてほしいという話を、昔おばあから聞いたような気がします。


 なにしろ15年ですから、色々なことがありました。そんな中で、今自分が心掛けていることは、常連面をしないこと。知ったかぶりして、場を仕切ったり、昔話をされても、新しいお客さんには迷惑ですよね。
 でもねぇ~ 分かっちゃいても、ついつい、言いたくなっちゃうんですよ。昔はあ~だった、こ~だたった、おじいはどうだ、おばあはこうだ、ってね。
 気付かぬうちにご迷惑をおかけした方が居たら、ごめんなさい。


 暑い沖縄の夏。一日遊んで、部屋でシャワーを浴びてさっぱりしたら、まだ夕食には少し早いけれど食堂に降りていって、冷蔵庫から冷えたオリオンビールを出し、間もなく始まるゆんたくに思いを馳せつつ、プシュッ。
 この瞬間が、15年続けても飽きない至福のときなのです。





 まさに、この記事を書いている最中、石垣島気象台の観測史上最強といわれる台風15号が、八重山を直撃しました。
 被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。
 ぱいらんども、客室のガラスが割れたり、エアコンの室外機が宙づりになるなどの、物的被害が出たようですが、お客さんも宿の人も無事だったようで、ほっとしています。
 


2015年8月20日木曜日

沖縄のB級ランチグルメ


 イカ墨そば。
 イタリアンではよく見かける、イカ墨のパスタ。それの沖縄そばバージョン。
 沖縄では、いわゆる郷土料理として、イカ墨汁が好んで食べられますが、その応用でしょうか。


 今回のネタは、沖縄でなければ食べられないわけでもない、沖縄で食べると特別に美味しいというわけでもない。でも、食堂やカフェで、メニューにあると嬉しくなる。
 そんな、沖縄のB級なグルメランチのご紹介です。


 こちら、一見普通のカレーですが、トマトとナーべーラーのカレー。ナーベラーはヘチマの実。沖縄では、ゴーヤーと並ぶ夏野菜です。
 ちなみに、「ナーベラー」とは「鍋洗い」が語源なんだそうです。何となく納得しました。


 これは、掟破り。
 キーマカレーの生マンゴートッピング。ルーは辛めで、甘いマンゴーが更なる辛みを引き立てます。ご飯の下に敷かれたレタスのシャキシャキした食感も、単調なカレーの味を引き締めます。なかなか考えられています。
 ドリンク付き1200円でしたが、沖縄値段としても高いとは思いませんでした。 


 ラフテー丼。
 ラフテーとは、豚の三枚肉を煮込んだものですが、特徴は、豚の皮を剥がずに丸ごと料理すること。皮直下のゼラチン質の食感がいい感じです。中華料理の東坡肉(トンポーロウ)と同じですが、味付けはあっさりしているみたいです。
 皮に生えた毛を丁寧に処理しなければならず、手間がかかります。もちろん、皮ごと食べるので、煮込むのにも時間がかかります。
 ご飯との相性も抜群。


 これは・・・
 ポーク卵ゴーヤーチャンプル丼。
 まんまそのとおり。何か手抜きっぽい。B級というよりC級グルメか。
 でも、意外といけます。500円以下なら吉○家のメニューにしても売れそうです。


 こちらは、何を今更?な沖縄そば。問題は、その下の写真。カレー粉です。

 宮古島でそばが食べられる店では、必ずと言っていいほどカレー粉が置いてあります。と、言われるまでは、自分も気が付きませんでした。
 確かに、半分ほどそばを食べて、少し飽きた頃にカレー粉を少しかけるといいかも。
 これは、宮古島だけという説もあるので、今後確かめなければ。


 「宮古島」・「そば」に関するネタを一つ。宮古空港の「A&W」では、なんとメニューに宮古そばが。
 A&Wとは、アメリカのハンバーガーショップ。日本では、沖縄以外には米軍基地内にしか店舗がないそうです。
 しかし、これは衝撃。マックやスタバに沖縄そばがあった級の出来事です。


 しかし、マック宮古島店には、そばはありませんでした。笑。


 口直しにスイーツ部門。おなじみ沖縄ぜんざい。
 小豆ではなく、金時豆を黒糖で煮たのが沖縄風。
 沖縄のスイーツ市場における、ぜんざいの占める割合は相当なものです。


 ぜんざいの上に、かき氷を乗せた氷ぜんざいも、何処でも見かける、沖縄の地スイーツ。


 何の脈絡もなく、「氷」で思い出したネタを一つ。
 「コーヒーツョシプ」って何?
 西表島の大原港近くにありました。店自体は、やっていないみたい。

 

 ランチ紹介のつもりでしたが、かなり脱線してしまいました。

 グルメを主目的に沖縄に行く人は、あまり居ないと思いますが、沖縄でも、風土に合ったB級なグルメは結構ありそうです。
 2年ほど前にも、似たような記事を当ブログに書きましたが、またしばらくして、新たな発見があったらご紹介します。

2015年8月15日土曜日

宮古島ハ、天気晴朗ナレドモ波高シ


 
 平成27年7月12日 日曜日。
 天候晴れ。
  西風強く波は高い。

 沖縄では、風の強い日は普通天気が悪い。なので、晴れて、コーラルブルーの海に大波打ち寄せる砂浜の組み合わせは、実は貴重なのです。 

 沖縄付近をを強い勢力で通過した台風9号の影響で、7月10日は、宮古空港を離発着する便は全便欠航。翌11日には運航が再開されたものの、未だ強風。
 
 過去の経験からすると、台風通過後、航空機の運航が再開されたその日を含めて3日間程度は、基本晴れてくれない。3日目の夕方頃に夕日が拝めれば御の字と言う程度。

 海を渡って来る風は、島にぶつかり雲になります。台風が去っても風が強いうちは、島の天気は曇りか雨。沖縄では、台風一過というような状況にはなかなかなってくれません。

 今回も、3日目の翌13日は予定どおり?曇り。翌々14日の早朝雨が降って、その日の日中からようやく晴れたのです。

 何故、普通だったら晴れるとは思えない12日だけ晴れたのか。も~それは、以前登場してもらったこの二人が、超晴れ女だったからとしか思えない。


 ま、それはともかく、滅多に見られない、美しい海と激しい白波のコンビネーションをご堪能ください。
 冒頭の写真と共に、渡口の浜です。エメラルドグリーンの海が白く砕ける様は、結構素敵です。


 そもそも、沖縄の海岸は、珊瑚礁のリーフに守られて、高い波は立ちにくいのです。断崖絶壁みたいな場所では、ザッバーンと砕ける波も見ることが出来ますが、砂浜で波の高いビーチはほとんどありません。
 沖縄でサーフィンをしている人を見かけないのは、適した場所がほとんどないからです。


 ところが、こういう状況になると、どこから現れるのかボディーボードをしに来る人。気を付けてくださいね。


 こちらは、前浜の来間大橋側。ウインドサーフィンを本格的にやっている人も少ない。普段は何処にいるのでしょうか。


 風が強いとなると、怖いもの見たさで行ってみたくなる長間浜。期待通りに豪快にザババ~ンとやっておりました。穏やかなら、シュノーケリングもできるビーチなのに。


 再び前浜の来間大橋側。海の色があまり綺麗ではない。よく見ると波が砂を巻き上げています。波がパワフル過ぎる。




 この防波堤も、いつもなら歩いて行って、普通に写真が撮れる場所です。台風の最中ならば近寄る人も居ないでしょうが、天気がいいと、つい近くまで行ってみたくなります。
 しかし、この状況では、自殺しに行くようなもの。

 渡口の浜では、先日も海の事故で子供を含む3人が亡くなる事故が起こったばかりです。ニュースの映像で見ると、このときも「ここが渡口の浜?」と言いたくなるほど、凄い波でした。
 普段波の立たない場所では、大きな波があると、流れが変わったり、地形が変わったりと、想定外のことが起こり、波以外にも脅威にさらされる恐れがあります。

 決して無理はされないよう。遠くから写真を撮るくらいで我慢してください。