2015年10月23日金曜日

宮古島でウミガメ多発地帯発見




 9月の某日のこと。午後3時過ぎに宮古空港に到着し、レンタカーを借りて出発。しかし、この時間だと宿に直行するにはちょっと早いので、日の出ポイントのロケハンを兼ねて、東向きの海岸に行ってみることにしました。

 堤防を歩きながら、足下の海を見ると、何かがいる。

 えっ、カメ?

 宮古島では、来間大橋の下をカメが通過することで知られていますが、ここは、すぐ目の前をカメが泳いでいます。
 すっ凄ぇ! いきなりテンション上げ上げ。


 
 ウミガメは、息継ぎのために、一定間隔で海面に上がってきます。小一時間の間に何十回と見ることが出来たので、ここには、少なくとも数頭のカメが棲んでいるのでしょう。


 目が慣れてくると、水中に居るのが何となく分かって来ます。
 「あそこにあるのは岩かな?あっ、でも少し動いた。アレはカメに違いない。」そう思ってずっと注視していると、やがて息継ぎに浮上してきます。

 初めて見た、ダブルカメ。


 ここは、宮古島の東側。高野漁港です。
 
 漁港の北側(海に向かって左側)には砂浜が広がっていますが、ビーチと漁港が堤防で仕切られているような形になっていて、その堤防から、ビーチ側を眺めます。

 この場所へは、宮古空港からの道が非常に分かりやすく、迷うことがありません。また、本来漁港ですが、一般用の駐車場やトイレもあります。 
 


 堤防では、のんびり釣りをしている人を、少なからず見かけました。


 滞在中、この場所に何回も通ったのですが、常時カメが現れるというわけではありませんでした。
 見かけたのは、いずれも、満潮が近くなった午後~夕方で、時間帯は関係ないのかも知れませんが、干潮時には、ここには出現してくれないようです。
 潮の満ち干は重要なポイントです。

 こちらの写真は、午前中。あと3時間ほどで干潮というタイミングでした。このときカメは、きっと、沖合の深い所に居るのでしょう。


 こうなると、ここで泳いでみたくなるかも知れませんが、上から探すからこそ、カメも簡単に見つかるわけで、これだけ広い海の中で、泳いでカメと遭遇するのは、二階から目薬。まして満潮時(海が深い)限定ならなおのこと。
 
 地元で案内をしてくれる人がいれば、トライしてみても良いかもしれませんが、そうでなければ、来間大橋同様、陸上から眺めるポイントとして、お勧めします。


 だからといって、カメに夢中になって、堤防から落ちたりしないよう、くれぐれも気を付けてくださいね。


2015年10月19日月曜日

60度の泡盛「与那国島の花酒」 実は心配なことも


 ラベルの上部に、大きく書かれた「60」の数字。
 与那国島産の「花酒」と呼ばれる泡盛です。これは、日本で唯一販売が許可されている、アルコール度数60度の焼酎なのです。(泡盛は米焼酎の一種です。)

 酒税法の規定で、焼酎はアルコール度数45度まで。それを超えるものは、原料用、つまり加水してから販売してくださいというものですが、歴史的経緯により、与那国島にのみ、アルコール度数60度の原酒の一般販売が許されています。


 
 何故「花酒」と呼ぶか、諸説あるようですが、蒸留を開始して最初に飛んでいく成分を集めた酒、つまり「鼻先」が転じて花酒になったとか、花のような強い香りがする酒だから、という説が有力のようです。

 飲み方は、普通の泡盛と同じように、ロックか水割りが一般的ですが、あまり薄くしてしまっては意味が無いので、ウイスキーのトワイスアップという飲み方(酒と同じ量の常温の水で割る)を真似た1対1の水割りがお勧め。
 ロックや、ストレートで飲む場合は、何しろ強いですから、飲むと言うより、舐めるという感覚でどうぞ。チェイサーも忘れずに。
 凍らないので、冷凍庫に入れておくと、トロッとした感じになります。

 
 こちら、花酒の中でも、多分一番有名な「どなん」。

 「どなん」とは、与那国島の別名です。漢字で書くと「渡難」。文字どおり、渡るのが大変な島という意味です。

 日本最西端にして国境の島、与那国島。
 人口わずか千五百人ほど。

 与那国島で泡盛の話題と言えば、この60度の泡盛=花酒なんですが、実は、驚くべき事に、この小さな島に、何と3つも酒造所があるのです。

「どなん」の国泉泡盛
「舞富名」の入波平酒造
「与那国」の崎元酒造所

 人口5百人強の波照間島にも、波照間酒造所がありますが、ほかの物が手に入らなくても、酒だけは自分達の手で確保するという、島人の酒に対する姿勢というか、情熱というか、むにゃむにゃ・・・



 ところで、標題の心配事です。
 3箇所の酒造所のうち、入波平酒造が、2012年からしばらく休業していました。そのまま廃業になってしまうのかと、舞富名ファンは心配したものですが、昨年、新しい杜氏により生産を再開。

 それはそれでめでたいことなのですが、新しくなって、まだこれが販売されていません。「舞富名10年古酒」。市販されている中では、唯一の花酒の古酒だと思います。


 国際通りの泡盛屋の若いお兄ちゃんが、「これは、沖縄が世界に誇る酒文化です。」と熱く語っていたことをを思い出します。

 新しい杜氏さんが仕込んだ酒は、まだ10年経っていないから出てこないだけかも知れません。でも、以前おじいが仕込んでいたはずの酒は?
 島の中で、こっそり出回っていたりして。


 舞富名のラベルにも書かれている与那国馬。世界に誇るとか何とか言っとらんで、こんなのんびりした雰囲気の中で味わえ!ってことなんでしょうかね。




2015年10月15日木曜日

タッチ&ゴーはなくても 下地島には行ってみるべし


 下地島といえば、何と言っても下島島空港のタッチ&ゴー
 
 以前のように、迫力満点、テンションMAXのタッチ&ゴーは、もう見ることができなくなってしまいました。それじゃぁ、下地島に行く意味は・・・


 あるんです。


 どうですか、この海の色を見るだけでも、下地島に行く価値はあると思いませんか。ここは、美しいといわれる、宮古島周辺のビーチの中でも、トップクラスの極上ビーチです。 

 
 場所は、「17END」と呼ばれる下地島空港の北端部の、その西側方向です。 


 タッチ&ゴーが見られないなら、下地島に足を伸ばしてもしょうがない、なんてことは決してございません。上の写真を見ていただければお分かりのとおり、むしろ、全沖縄の中でも、第一級の観光資源である、といっても大袈裟ではないと思います。


 下地島は一周約17キロ。お隣の伊良部島があまりにも近いので、伊良部島の一部みたいな感じです。そんな下地島を改めてご案内。
 


 17ENDを南下して、続いては通り池。
 池のようですが、地下部分で海に繋がっています。つまり、ここは海!ということになります。

 伝説によれば、昔この場所には家があって、ここに住む漁師が、ジュゴンを捕まえて食べようとしました。ジュゴンが海に助けを求めたので、海は、三度の大津波を起こしジュゴンを連れ帰ったのですが、そのとき、家のあったところに大きな穴が空いて、池になったんだとか。


 通り池には、駐車場から、トンネルのように草木が生い茂る道を歩いて行きます。なかなかいい感じ。


 モロに西向きなので、夕日も素敵。



 さらに南下して、その次は帯岩をご覧ください。
 鳥居の奥の巨大な岩は、明和の大津波で海から打ち上げられたとされています。

 明和の大津波とは、明和8年(1771年)の八重山地震の際に、八重山・宮古を襲った大津波で、特に被害の大きかった石垣島では、当時の人口の3分の1にあたる、1万人近くの犠牲者が出たそうです。

 こんな巨大な帯岩が、津波で陸まで打ち上げられたなんて、以前は、伝説だろうと思っていましたが、東日本大震災以降は、本当かもしれないと思うようになりました。



 続けて南下すると、中の島です。
 ビーチエントリー出来る、シュノーケリングポイントとして有名です。
 以前は、何の目印もない道路沿いにあり、路駐の車があると初めて気が付く、といった感じで、うっかりすると見逃して通過していたのですが、今では、駐車場が出来たのですぐに分かります。

 早速シュノーケリングをしてみると・・・珊瑚の上を泳ぐミジュン(鰯)の群れ。



 もう一つご案内するのは、一番南の渡口の浜?
 あれ?渡口の浜は、伊良部島だろっ、と思われた方。伊良部島の、本家渡口の浜の西側にある、下地島のこの海岸も、渡口の浜と呼ぶ、と聞いたものですから。
 調べてみてもよく分からなかったので、取り敢えず、下地島の渡口の浜。

 まあ、そんなことはどうでも良く、本家同様、綺麗な砂浜が続きます。



 せっかく、伊良部大橋が出来て、下地島にも気軽に行けるようになったのに、肝心のタッチ&ゴーがほとんど見られなくなってしまい、その点は、本当に残念です。

 しかし、よく考えてみたら、今、仮に従来のような訓練飛行が行われていたとすれば、大勢の見物客が押し寄せる事は必至です。
 そうなると、17END周辺の狭い道に人が溢れて危険なため、周辺は立入禁止になるか、少なくとも関係車両以外は通行禁止となり、遠くの駐車場に車を駐めて数百㍍歩かなければならない、なんてことになっていたのではと思います。

 まあ、痛し痒しといったところでしょうか。
 でも、この空港施設を眠らせておくのは、あまりにもったいないですね。

 


※ 
 下地島空港のタッチ&ゴーに関して、沖縄県下地島空港管理事務所のホームページ(2015年6月18日更新)には、次の記載があります。

  「ANAは、平成26年度末をもって完全撤退となり、現在継続的に行われている訓練は、RAC(琉球エアコミューター)や海上保安庁所属の小型機訓練のみ。」